「人を見下す方」の場合、
次に考えられることは、
一言で言えば「自分に自信がないケース」です。
「自分に自信がない」ので、
余裕がなくなり、「自分を極端に引く」か、逆に「自分を無理やり主張」して、
「自分の意見を強要」してしまいます。
(これが、「自分に自信のない人」が、「人を見下すように見えるメカニズム」です)
ですから、当人は見下している自覚がありません。
自分を守るための「当然の権利」と考えているのです。(自己防衛です)
質問者さんの文章に
「同僚に自信がない様子の時がある」と書かれていましたので、
こちらの分析の方が、近いのかもしれません。
そのような人は、一般的に「自分の意見」を否定されると、
本来「人格」と「意見」は違うはずなのですが、
(自分の中で、知的な整理ができず)
まるで「自分の存在自体」を否定されたように、大騒ぎをするものです。
「自分の感情」が強すぎで、知性に目をつぶってしまっている状態です。
自分の感情を尊重し過ぎて、道理とは真逆を選ぶことで、罪を呼び寄せてしまっているとも言えます。
(この心のメカニズムにも、当人は気がつかないと思います)
また、このような人は、
実は「自己受容ができていない」とも言い換えることができます。
「自己受容」の比率と「他者受容」の比率は、比例します。
「他人」を受け入れられない人」は、実は「本当の弱い自分」も受け入れられないのです。
綺麗な自分だけが「好き」で、汚い自分は、「嫌い(受け入れない)」のです。
「自己欺瞞」(自分の心を偽ること)です。
「自己欺瞞」が続くと、
心が整理ができなくなります。(自分の心が分からなくなります)
そして、感情に振り回されて、ますます何が何だか分からなくなり、
自分を守るために、
余計に、自分の意見に執着してしまうのです。(悪循環です。)
ではこのような「自分に自信がない方」にどのように対応したら良いでしょうか。
実は、この種の対応は「非常に難しい」のです。
なぜなら「本人」が、
「自分の心を否認(認めない状態)」になっているからです。
「自覚症状のない人」を、「病院に行くように」と勧めるようなものです。
周りがいくら「サポートしよう」としても、
「本人」が、そのサポートを「受けとめられない」のです。
この文章では、多少は「自覚症状がある」という前提で勧めていきます。
(本当に、自覚症状がない場合、現実と遊離する中で、鬱症状を発生する場合があります。その場合は、心療内科の専門医に相談することをお勧めします)
まず、関わるには「覚悟」が必要です。
あなたのアドバイスを「自分の都合の良いように」聞く可能性があるのです。
「自分の聞きたいこと」だけ聞いて、
「聴きたくないこと」は否認してしまいます。
その現実を理解しながらも、「それでも関わる」というコミットメントが
必要にはなってきます。
「愛は決断である」という言葉がありますが、
まさにその通りです。
しかしながら、これは、仕事上のお付き合いですから、
質問者さんが、同僚の「課題の全責任」を取る必要は、当然ありません。
心のメカニズムをある程度理解した上で、関わる時に、
より良い対応ができるとは思います。
そして結論としての対応は、
お答え(その1)で書かせて頂いた同内容にはなるとは思います。
《信頼関係を築いた上で》、
〇確認作業をすることが大切です。
〇情報だけではなく「あなたの真意」を伝えるように努めるのです。
(情報だけでは、本人が「自分の感じたままの結論」を出す可能性が高いですから)
〇〇と言ったのは、「あなたを大切に思うから」なんですよ。
〇〇という行動を取ったのは「あなたのことを応援しているから」なんですよ。
多少、過剰演出と思う時もあるかもしれませんが、
あなたが本気で、その方のことを考えて語るならば、
「あなたの真意」は伝わるはずです。
(私はそう信じて、人に関わるようにしています)
今回のお答えは、
「人を見下す人」への対応として、
「自己受容ができてないケース」
「自己防衛のケース」を想定して書いてみました。
ご参考にして頂ければ、幸いです。
まだ他のいくつかの理由を取り上げることができるとは思いますが、
また機会を見て、記事を書きたいとは思っています。
それでは、その時に又お会いしましょう。
祝福を、お祈りしています。
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