人生相談〜聖書、イエス様を信じる立場から

世界のベストセラー聖書の価値観から、生きるを考えます!(モノの見方が変わると、とても楽になります)

職場で人間関係でのトラブルを抱えています。どんな対応をしたら良いでしょうか。

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職場に影響力のある人が2人います。2人は現在、部署が違いますが、お互い自己主張が強く、譲りません。2人はそれぞれでは良い人なのですが、相性が悪いのか過去に何度かぶつかったことがありました。今は距離があるので、問題がないのですが、将来的に揉めごとが起こる可能性が高く心配です。どちらの人とも仕事上の関わりがあるため、対応に気を遣います。アドバイスを頂けると助かります。(40代管理職)

 

ご質問を下さり、ありがとうございます。

職場の人間関係は、毎日顔をあわせるため、こじれると大変難しいものです。特に管理職のお立場では、チームを上手くまとめなければいけませんから、とても気を遣われることでしょう。

解決の方法は、複数あるでしょうが、原則的なことを3つ書かせて頂きます

参考にして頂けると幸いです。

 

ここでは、お二人の心に焦点を当てて、考察したいと考えています。

業務として指導するならば、形は整うでしょう。

しかし、面従腹背という言葉があるように、心の中の問題は、簡単には解決しません。

今回原則的なことを書かせて頂きますが、解決は、質問者さんの努力だけでなく、お二人の姿勢が大きく影響します。(和解をしたい、仲直りをしたいかどうかの姿勢)

ですから、一緒に筋道を追って考えながら、どこまでを目標にしていったら良いかを考えていきましょう。

 

①変わろうとしない人は、変わらないという事実。

②多くの場合、被害者と主張する人は、立場が変わると加害者であるということ。

③人との和解は、誰かが汗をかく(犠牲や努力)によってなされるという事実。

 

 

①変わろうとしない人は、変わらないという事実。

「自分は正しいと思っている人」は、実際は、自分が正しいと「思いたい人」です。

そうであるならば、あらゆる理屈を使って「自分は正しいこと」を証明しようとします。それは相手が間違っていることを証明しようとすることでもあります。

 

ざっくりとですが、

人は大きく分けて、2つに分かれるように思います。

 

a自分を越えたルール(高い生き方)を見上げて、そこに近づいていこうと考えるタイプ

b自分が大事過ぎて、自分がルールとなり、他人を従わせようとするタイプ。

 

質問者さんが関わろうとする人が、bのタイプの場合、残念ながら、関係の好転はかなり難しいと言えます。

しかし諦めないで欲しいのです。

aのタイプでも、「自分や周りのこと」が誤解によって「十分見えていない」ならば、一見「自己中心」行動を取る可能性があるのです。

その場合、心を開いた話し合いが必要です。

 

その方が、「成長したい」「自分を高めたい」と考える方ならば、aである可能性が高いでしょう。

その方たちのことを思い起こし、その時々の発言を振り返ってみて下さい。

ただし、「自分を良い人と見せたい」動機で「自分を高めたい」と周りに言いふらしているようなタイプであるならば、残念ながら「かなりのナルシスト」と言わなければなりませんので、bである可能性が高いのです。

 

ですから、質問者さんの「観察力」と「目標設定」が重要です。

2人がコミュニケーション不足からの「誤解や行き違い」によって、関係が悪くなっているならば、質問者さんや相応しい人が「橋渡し役」になることを通じて(③で確認します)関係が改善する可能性があります。

 

その2人の方が(片方の方だけかもしれませんが)、bのタイプで「自分を愛しすぎる人」の場合は、仕方がありません。

ビジネスライクで、「仕事上だけ」は大人対応をするように、指導し「表面上は平和」という、解決を目標にすることが相応しいかもしれません。

 

質問者さんの冷静な観察力(分析力)が要求されます。

「和解をする気がない人」に「和解を勧める」ことは、プレッシャーにしかなりません。下手をするとパワハラ的な発言と言われてしまうかもしれません。その点は十分気を付けて、目標設定をして下さい。

(期待をし、信じることは大切です。しかし、もしできない人(その気がない人)ならば、「できない」と質問者さんが受け入れる必要があります。その上で次の対処をすべきです)

 

②多くの場合、被害者と主張する人は、立場が変わると加害者であるということ。

 お2人が、aのタイプと仮定して進めていきます。(bであったとしても参考になるとは思います)

人は感情的になった場合、「盲目(一部しか見えない状態)」になります。自分を守るために、あらゆる手段を尽くします。そして自己防衛のために相手を攻撃します。

自己正当化のために「相手だけが悪い」と考えます。

自分を「被害者」を確信し、相手を絶対的な「加害者」と見るのです。

 

しかしよく話を聞けば、二人とも(AさんBさんと仮定します)「被害者の部分」もあれば、「加害者の部分」もあることに気がつくはずです。

「Bさんにこんな酷いことを言われたの」とAさんが被害者として主張したとしても、実はその前に、AさんがBさんの傷つくことをどこかで言っていることも、かなりのケースであるのです。

 

「自分は『被害者』かもしれないが、『加害者』でもある」

この視点を持った人は、自分を客観的に見ることができます。

そしてこのことに気がつくと「相手だけを悪く言うこと」ができなくなります。

(そのために、冷静になる時間が必要かもしれません)

 

「自分が相手にしたこと」で、「明らかに悪いこと」は「謝罪する気持ち」を持つことができると、「和解」にかなり近づきます。

 

この時、Aさん、Bさん双方に必要な考え方は、「クレイマーに攻撃された時」にも書きましたが、

(この記事は下に張り付けておきます)

「部分謝罪」です。

 

もしAさんが「正しいことを言ったとして」、

「相手(Bさん)を傷つけたならば」

「(bさんを)傷つけてしまったことは謝ります」というのが、ふさわしい言い方です。

「私(Aさん)がすべて悪かった」という必要はありません。

Aさんが「すべて悪い」と謝罪すると、相手(Bさん)は「自分の考えはすべて正しい」と誤解しますので、避けるべきです。

 

そのように、二人が自分たちのことを、客観的に気づく方向に関わることができたならば、相当な確率で和解に向かうことができる筈です。

(ここでは理想形を記していますので、実際のところ、ここまで行くことは、質問者さんが、AさんまたはBさん(もしくは両方)に相当に心を開いて話をしないと難しいです。そのような関係を持つことができるかどうかを思案して、対応していかれることを勧めします)

 

 

③人との和解は、誰かが汗をかく(犠牲や努力)によってなされるという事実。

感情的になっている二人を和解へ導く場合、「和解の務め」をする人がどうしても必要です。

2人だけで話すと、すでに感情がこじれているので、(2人がどれだけ和解を願っていたとしても)、直接会話をすれば、ますます感情はこじれる可能性が高いのです。

 

「2人が和解する」には、

「2人を仲直りさせたい」、という「強い気持ちを持っている人」が必要なのです。

 

質問者さんは、クリスチャン(イエス様を信じる人)の中には、信じられないほどの許しを実行した人がいることを知っているでしょうか。

交通事故で、自分の子供を殺されたクリスチャン両親が、運転手に対して「私はあなたを許します」と言った事実があることを、私は知っています。

 

彼らは、イエス様が「私のために死んで下さり、その上で許すことを願っているから」

「イエス様の苦しみに免じて」「許します」という、心のプロセスを通っているのです。(この心のプロセスは簡単なものではありません。しかしイエス様の愛と赦しを知っており、体験した者は、そのように至る人も現実にいるのです)

 

よく時代劇やドラマで、「私に免じて許してやってくれないだろうか」というのに近いでしょうか。(次元が違うかもしれませんが・・・)

 

仲の悪い2人が、仲直りをするためには、誰かが「汗をかく」必要があります。

その和解のために、配慮をし、努力をし、エネルギーを注ぎ続ける「和解の務め」をしていこうという人が必要なのです。

 

聖書の言葉です。(この聖書の意味は、深いものがあります)

イエス様は、私たち人間が、「神との和解、人との和解、の使者」となることを願っておられるのです。

2コリント(新約聖書)

5:17だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。 5:18これらのことはすべて、神から出ているのです。神は、キリストによって、私たちをご自分と和解させ、また和解の務めを私たちに与えてくださいました。

 

素晴らしいことに、質問者さんの職場には、そのような気持ちを持っている質問者さんという方がいます。そして質問者さんに賛同する人も、きっとおられると思うのです。

(私はそう信じています)

その方たちの願い(祈り)があるうちは、きっと「和解、仲直り」の方向に向かっていくと信じるのです。

 

「仲直りができる」と信じて下さい。そして直接的な行動はすぐにはしなくても、その気持ちを持ち続けて下さい。それが祈りとなるのです。

祈りが積まれたならば、壁が崩れるように、物事が好転とも多くあるのです。

 

先ず、信じていきましょう。

見えない「心の中で生み出されたもの」が、信じていく中で、時が至ると

「目に見える形で実願すること」が多いのです。

(赤ちゃんの出産に例えることもできます。約10カ月大事にお腹の中で育て、時が来ると自然に生まれるのです)

 

今回3つのポイントで考えてみました。

①その方々が、どれだけ「変わろうとしているのか」「和解を願っているのか」、見極めて下さい。

②和解のためには、双方が「被害者」であり、「加害者」であったことを、お互いに認めることが必要です。

③誰かが「和解を信じて」、汗をかき、信じ関わっていく中で、多くの和解が実現するのです。

 

質問者さんの職場が、ますますチームワークに満ちた、雰囲気の良い職場となりますように、

質問者さんの祈りが用いられ、実現しますように、

祝福をお祈りしています。

 

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