人生相談〜聖書、イエス様を信じる立場から

世界のベストセラー聖書の価値観から、生きるを考えます!(モノの見方が変わると、とても楽になります)

ほめたり励ましたりする程、落ち込む後輩がいるのですが、どうしたら良いでしょうか。

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幼児教育の仕事をしている者です。最近入ってきた後輩が、すぐに落ち込むので困っています。年上の先輩と比較し、「自分はできない」と否定的になります。彼女に「経験が違うのだから、自分の目標を立てて、自分のペースでいったら」とアドバイスをしても、「自信がない」と言い、ネガティヴ発言を繰り返します。聞いてみると、前の職場でも同じような問題を抱えていたようです。あまりに続くので、「何とかしよう」と考える他の人たちも引きずられて、職場の雰囲気が暗く重くなってきています。どうしたら良いでしょうか。       

 

ご質問をありがとうございます。

質問者さんの職場には、優しい方が多いのでしょうね。

質問者さんたちが、良い雰囲気を作って、職場を盛り上げていることを感じます。

 

さて、今回、後輩の方に対するご質問ですが、しばらく一緒に考えていきましょう。

文章から推測しますと、後輩の方は、かなり「自分に自信がない方」のようですね。

前の職場でも同じような状況だったということですから、「自信がない自分」を「本当の自分」だと思い込んでしまっているように、想像します。

 

人は一般的に「自分のイメージ」を追認します。

つまり「自分は自信がない」と思い込んでいる(信じ込んでいる)と、「自信がない」と思える状況ばかりに目がいき、「やっぱり自信がない」となるのです。

その時に質問者さんが、「励ましの言葉」を語っても、セルフイメージと違うため、後輩は、心で受け取ることができないのです。(口ではきっと分かりましたと言うとは思います)

 

セルフイメージは、強力です。前の職場でも同じ反応だったようですから、「自信がない」自分を、心の中に、強力にインプットしているように思います。

 

では、どうしたら良いでしょうか。

人のセルフイメージを変えることは、結構大変です。

 

一度ゆっくりと後輩と話す時間を持って、心を開いて話せるチャンスがあれば、良いと思います。

その人の心に語りかけるのです。

「そのままの自分でいくのか」「成長したいのか」言い方を注意する必要があります。(本音を引き出すことに徹して下さい。)

その方が「本音」でどちらを「願っているのか」、それによって今後の対応が変わります。

 

「そのままでいい、愛されている」という考え方があります。

確かに「その通り」なのですが、「問題を抱えたまま」で「良い」とは誰も考えません。(神様も成長を願っているはずです)

 

しかし、人は、変化を恐れます。

自分の知らないことは怖いのです。

 

けれども、「自分のため」、「自分の責任で成長したい」、と考えるならば、その「恐怖の壁」を乗り越えることができます。

 

要は本人の「意志」です。そこを確認して下さい。

ただし、もし自分の行動を「誰かのせい」にしている方ならば、時間がかかると思います。

そういう人は、心の本音では、できない理由ばかりを並べ「自分は被害者で悪くない」かのように考えています。

一つ前のブログを参考にして下さい。

そうでないことを願います。

 

さて、続けます。

「成長したい」という気持ちでおられることを前提で、進めていきます。

 

後輩の方は、幼児教育の道に入られたとするならば、何かの「こころざし」があってのことだと思うのです。(たた、何となくと言われる場合は、後で触れます)

仕事を選んだきっかけ、希望、目標を聞き出してあげて下さい。

 

「自分に自信がない方」は、比較の中に生きている場合があります。

また「人を見る」あまり、「本当の自分」を生きていない、受け入れていない可能性があります。

そういう方は、「自分をそのまま」受け入れられず、いつも振る舞って生きている、つまり演技をして生きているのです。「本当の自分」を生きていないのです。

そのような気持ちで、仕事をするならば、当然「空回り」をします。アドバイスの言葉も、「心に入る」ことは難しいです。そうすると、いつも同じ失敗を繰り返します。そして益々自信を失うという、負のスパイラルに入るのです。

(あくまで、可能性として書いています。いろいろなタイプがありますので)

 

私はそういう方には、「山登りの例え」をお話しします。

山登りは、「ふもと」から「山頂」を目指します。

最初から、山頂にいる気分でいても、実際はふもとにいるのです。

つまり、「自分の現実」を知り、「受け入れ」なければなりません。

そして、「自分の目標」を決め、一歩ずつ登っていくのです。

 

また「山登り」には「コーチ役」の人がいた方が、安全です。

もしその方が、「成長したい」と願っておられるなら、ぜひ「コーチ役」を買って出てあげて下さい。(当然、本人が望んでいる場合に限ります。山登りは、登りたいと願う人が楽しめます。強制だと本人が思えば、それは苦痛にしかなりませんので)

 

自分の「現在地点」、「目標地点」を確認してあげて下さい。

(紙に書き出してもらっても良いかとは思います)

もし、児童教育関係のメソット(技法)があり、本人に学びたい意欲があるならば、受講をチャレンジしてもよろしいかとは思います。

 

走者は「コーチが並走してくれている」と思うと、とても心強いものです。

「自分の目標」が明確ならば、「人と比較」して落ち込むことは少なくなります。(コーチの励ましは必要です)

 

「自分の足」て、自分の「現在地点」を自覚して、一歩ずつ登っていくならば、しばらくすれば、必ず「ある程度の高さ」まで登ることができます。それを振り返った時、「その成長」が「本人の自信」となるはずです。

参考にしてみて下さい。

 

「職場のカラーに染まる」という表現があります。

それは、その職場に長く勤める中で、その職場の考え方の影響を受ける、というものです。

後輩の方が、皆さんの優しい関わりの影響を受けて、良い意味で、「前向きな職場」に染まっていったならば、素晴らしいと思います。

 

最後に、もし、成長したくない、職場のカラーに染まりたくない。幼児教育に何の希望も持っていない、等々、質問者さんの働きかけに、後輩が同意できないないならば、 もしかすると、人と関わる仕事よりも、製造業や事務などの「仕事の目標の明確な職種」に移った方が、当人の能力を活かせるのかもしれません。

 

イメージは、山登りです。

後輩の方が、児童教育という山に、人生をかけ、山を登る喜びを感じ、生きていくことができたならば、素晴らしいですね。

 

今後、良い関わりができますように、祝福をお祈りさせて頂きます。

 

「鉄は鉄によってとがれ、人はその友によってとがれる。」箴言27:17(旧約聖書)

このことを通じて、益々の職場での良い人間関係がつくられていけると良いですね。


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