世界情勢、特にアメリカ情勢が慌ただしくなっています。
混乱があっても最終的には、正義と平和的解決を願いますが、悪に対しては、しっかりとした視点を持たなければならないと思わされます。
今回は「悪を悪として認識すること」というテーマで考えていきます。
①悪には「パターン」があるということ。
②「親しい人」や「権威ある力」からの考え(価値観)であっても、悪ならば「悪として認識」しなければならないこと。
③動く時には、TPOがあること。
①悪には「パターン」があるということ。
「あの人言うことは綺麗だけれど、腹の中は分からない」
「言っていることは立派だけれど、やっていることは信用ならない」
そういうタイプの人が身近にいると、大変です。
「偽金」を見つけるには、「本物のお金」に触れ続けることが大切と言われますが、
「精巧な偽金」を発見するには、「偽金の特徴」をインプットして、識別すると言われています。
善と悪の戦いは、「情報戦」です。
どんなやり方で人を騙そうとするのかの「悪のパターン」を知ることができると、悪を見極め易いのです。
a悪は、「一部の情報だけ」を語ります。
悪は、一部だけを切り取って、一方的な情報を流します。そして自分はすべて知っているかのように振る舞います。そして相手を信用させ、自分の価値観を押し付けるのす。
(結果的に、バレなければ嘘を平気でつきます)
b悪の価値観は、「憎しみ」であり、「分断」です。
悪の主張を聞くと、最初は、素晴らしく理想的に聞こえます。しかし後に、攻撃的な言動、分断や不信が生まれます。
c悪が主権を握ると、「恐怖政治」が始まります。
一旦、悪の支配に入ると、従う者には蜜を、従わない者には徹底的な攻撃が始まります。
「従わない者への攻撃」を見ている者たちは、その恐怖から権威者に従順になります。
そして生き残るために「これでいいのだ」と思うようになるのです。
よくドラマで描かれる、ママ友クループの「イジメ」のようなものです。
その輪の中で生き残るために、強い者と一緒に弱者をいじめ、それを正当化するようになります。(刷り込まれていくのです)
香港の民主派53人が、アメリカの混乱に乗じ、1月6日に逮捕されました。
香港国家安全維持法(2020年6月成立)に違反し、政権転覆を計画したという容疑です。昨年8月に民主派が行った、予備選の参加(参加だけです)がその理由だとなっていますが、なぜ半年後の今になって大量逮捕を香港警察がしたのか。どう考えても民主派勢力の一掃をねらった、中国共産党政府(CCP)の計画が露骨に見えてきます。
ママ友の「イジメ」と同じ構図が、ここにあります。
最初は善人にように振舞っても、一旦、人心を握り実権を持つと、恐怖政治が始まるのです。(香港だけでなく、カンボジアのポルポト政権、北朝鮮もその実例です)
②「親しい人」や「権威ある力」からの価値観あっても、悪ならば「悪として認識」しなければならないこと。
国際政治学者の藤井厳喜氏が、ジョージ・オーウェル原作の「1984年」を解説しています。(「1984年」はもしイギリスが共産主義国家になったとしたらその行き着く先、というテーマでオーウェルが書いた架空の物語です)
その解説で、藤井氏は「二重思考」について説明しています。
「1+1=2」が正解なのに、
尊敬する人が、みんなのためにということで、「1+1=3」と主張し、マスコミも答えは「3」だと宣伝し続けると、
本当の答えは「2」だと知っていながら、
「1+1=3」と考えた方が、みんなが幸せになると刷り込まれて、
いつの間にか、答えの「3」が正解になるというものです。
現在の状況を考えると、危機意識を持たされます。
一部(あえて一部と書きます)のマスコミのコロナ報道、中国旅行者やインパウンドの報道、中国の人権迫害の報道、アメリカ報道・・・、大手のマスコミと、専門的に調べ発信している情報では、びっくりするほどの違いがあることを感じるのです。
(もちろん、陰謀論と一般に言われる類の情報には、裏を取る等の細心の注意は必要ですし、他の複数の情報を比較して、本当に正しいものを見極めることは必要です)
今の時代は、素晴らしい時代です。世界中の最新情報が、ネットを通じてリアルタイムで伝わる時代です。(それらを集め、できるだけ正確に発信しようとしておられる方々もおられます)しかしそれと明らかに違う情報が、一般に「1+1=3」のように伝えられている現実も「確かにある」のです。
今の時代は、自分の頭で考え、自分自身で情報を見つけていかないと、「1984年」の本のように、情報操作をされることがあり得ます。
(かつて、第二次世界大戦中の日本では、そのような情報操作が起こっていました。)
皆が権力への忖度をして、おかしいと思いながら、「3」が正しいという世界にならないことを願っています。(日本人は。同調意識が強いので、一旦そのような状況になると恐ろしいと思います)
③動く時には、TPOがあること。
聖書には「すべてのことには時がある」と書かれています。
伝道者の書(旧約聖書)
3:1 天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。
3:2 生まれるのに時があり、死ぬのに時がある。植えるのに時があり、植えた物を引き抜くのに時がある。・・・・
3:7 引き裂くのに時があり、縫い合わせるのに時がある。黙っているのに時があり、話をするのに時がある。
3:8 愛するのに時があり、憎むのに時がある。戦うのに時があり、和睦するのに時がある。
「戦う」のに時があり、「和睦する」のに時があるのです。
自分の衝動に任せて、状況を考えずに、無策で戦いに出るほど、愚かなことはありません。
戦うならば、「しっかりと作戦を練ってから」始めるべきです。
正義のため、平和のため(狂信的な集団の自己実現のためではありません)
人々の自由のためであっても、
「綿密な計画」が必要です。
(悪の策略に負けないための計画です)
事実を確実に情報収集し、分析し、仲間と協力し、時を待つのです。
非合法の戦いは、いけません。
「聖書は上からの権威を尊重するように」と書いています。(ロマ13章)
「現在の法律(憲法)」にのっとって、大義により粛々と物事を進めていくのです。
2021年は、激動の年になると思われますが、
「悪を悪と認識」し、「悪を退け」、「悪と戦う者」の上に、
必ず助けがあると信じています。
この地が「平和」で満ちますように、心からお祈りをしています。
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