今回は、悪いことが起きた時、願った通りにいかなかった時に、「どうしたら良いのか」について考えていきたいと思います。
「順境の日には楽しめ、逆境の日には、考えよ。」
これは、旧約聖書、ソロモン王の言葉です。(伝道者の書7章14節、口語訳)
「順境の日には、楽しむ」ことは大切です。人生は喜びがないと生きていけません。
ですから「順境の日」には、あれこれ考えることなく、
単純に「喜び楽しむ」のです。(切替が必要です)
「逆境の日には、考えよ」とありますが、
実は「逆境の日」にも「切替」が必要なのです。
今回は、そのことを考えていきます。
①起きた悪いことは、「すでに前からあった」ことである。
嫌なこと、悪いことが起きるのには、原因があり兆候があります。
「悪いこと」は、結果として、あるタイミングで「 明らかになった」だけであって、
実は「以前」から、「存在していた」のです。
よく考えれば、その「事実」に気がつくはずです。
しかし突然、明らかになった時は、少なからず「パニック状態」になります。
「パニック状態」になると、全てが悪い方向に向かうような気分になります。
ですから、まずは「以前から存在していた」事実を受け止めましょう。
そして「今明らかになって、良かった」と頭を切替ましょう。
そう「考える」と、冷静に対応できるのです。
②同時に、見えていない「良いこと」も、存在している事実に目を向ける。
頭を切替る、もう一つの視点は、「良いこと」に「注目」することです。
「感謝のメガネ」という表現を、以前から何度も使っていますが、
「感謝して」周りを見ると、
「感謝できること」が、「浮かび上がって」きます。
「悪いこと」だけではなく「良いこと」も存在している、、、
このことは、「事実」なのですが、パニックになってしまうと、
気がつきにくいのです。
ですから、「よく考え」て、その「事実」を冷静に受け止めましょう。
その方法として「感謝のメガネ」で周りを見てみましょう。
AIさんは、職場で大きなクレームを受けた時、一瞬頭がパニックになりかけました。
しかし「感謝のメガネ」を思い出して周りを見た時、
「今まで助けてくれた数人の顔」を思い出しました。
そしてすぐに、そのうちの何人かにお願いをし、対応をして貰いました。
結果、迅速に解決をし、かえってお客さんからの評価を頂いたとのことです。
③「対策」を「考える」こと。
「問題」が起きるということは、「何かの課題」があるということです。
ですから、「その道(過程)」をそのままにしておけば、「同じ問題」が起きます。
ですから、「その道」を変えなくてはいけません。
しかし物事には、流れがあるので、簡単に道は「変わらない」可能性があります。
ですから、「道の流れ」を変えるための「対応」をするのです。
何かを「加えること」で、「道の流れ」が変わるならば、「加えて」みましょう。
何かを「減らすこと」で、変わるなら、「減らして」みましょう。
大切なことは、「同じ道の流れ(課題)」を残さないことです。
「どうすれば道を変えられるのか」を、
よくよく「考えて」、「現実的な対応」をするのです。
先程の、AIさんは、その問題の後、配送チェックリストを作成しました。
今まで「伝票番号」とのチェックは、個人の判断に任せていたのですが、
「細かいチェックリスト」を必ず記入することによって、職場でのミスが激減したとのことです。
「順境の日には楽しめ、逆境の日には、考えよ。」
「悪いこと」が起きた時は、実は「チャンス」なのです。
「課題が明らかになるチャンス」
「助けがあることに気がつくチャンス」
「現実的な対応ができるチャンス」
「逆境の日」には、「よく考え」て、その「チャンス」を生かしましょう。
良い知恵が与えられますように、
祝福をお祈りしています。
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