今回は、Cさんの「自己中心性」にフォーカスしてお答え(解決策)を考えていきます。
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「質問者さんの文章」(再掲)
職場に「思い込みの強い」同僚(女性)がいます。
感情の上がり下がりが激しく、時々「思い込み」で感情的になることがあります。
「自分はいつも正しい」と思い込んでおられるようで、
周りが「それはこう言う事情で」と説明しても、「自分なりの正論」を言い続けて聞こうとしません。
特に「自分の利益」に関わることには、執着が激しく、主張を譲りません。
そして他を陰で徹底的に批判するので、職場ではかなり問題になっています
どう対応したら宜しいでしょうか。
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分析①「自分が正しいと思い込む人」の心理。(お答えその1、分析の再掲)
質問者さんの文章から、Cさんは「プライドが高い」ように思われます。
「健在なプライド」は、「自分を支える力」になります。
しかし「不健全なプライド」は、「執着心」となります。
つまり「自分の意見が否定」されると、「自分自身が否定」された様に感じてしまうのです。
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(ここかが、今回の内容です。)
上記のような「プライドが高く」「自己中心性の強い」Cさんへの対応です。
◯「原因論」ではなく「目的論」で考えていきます。(基本理念は、お答え8をご覧下さい)
Cさんが「思い込みが強い」ことの原因をいくら追求し考えても、解決には向かいません。
「目的論」で考えることが解決の近道です。
a「共通の目的」を確認する。
Cさんとの仕事での「共通の目的」は、何でしょうか。
職場での売上目標、顧客への対応、クレームの処理、、、
どんなことでも構いません。Cさんと「共通の目的」を見つけ出して下さい。
b「共通の話題」を作る
天気の話、暑い寒い、、、同じ場所で長く過ごしていれば、会話をするチャンスはあるはずです。
そして共感できる話題もあるはずです。
できるだけ、Cさんと同じものを見たり体験した時に、「感情を共有」しましょう。
a,bを意識していると「一緒に仕事をしている仲間」という共通認識を、持つようになります。(すでにある程度出来上がっているかもしれません)
チームでミーティングをすることができれば、課題を出し合いましょう。
そして「協力して解決していこう」という雰囲気を造り出すのです。
人は「自分に関すること」は、目に留まります。
反対に「自分には関係がない」と考えたなら、「無視」できるのです。
「思い込みが強い」Cさんが「他の人の意見」を聞くためには、
「いくつかの議題」を「自分に関係がある」と思って頂くことが重要です。
(すでに質問者さんがしておられることであれば、聞き流して下さい)
「自分と意見が違って」も「受け入れる」ためには、
「受け入れた方が得である」と思って貰うことが、近道なのです。
質問者さんは、Cさんとの会話の中で
「共通の目的」を造り出すことを意識しましょう。
そのためのテクニックをして、
「話題を選ぶ」のです。
「対立する話題」を避けるのです。
もし「対立する話題」があるならば、
それ以上の「共通の目的(利益)」を前面に出して、
話題を組立てるのです。
Cさんが「共感できる話題」にフォーカスしていきましょう。
「同じ議題」でも「Cさんの立場」に立って考えた話題なら、
Cさんは聞きやすくなります。
顧客からクレームがあったとします。
Cさんの立場で、多少の言い訳を含めて会話を組立てるのです。
(嫌味にならない程度にです)
「忙しい時は、ミスもある得ますよね。それをいかにフォローすることが大事ですよね。」
「こういう発注のされ方をしたら、ミスは起こっても仕方がないですよねー」
「Cさんのこの問題で、これからの対策が立てられる。Cさんは生贄みたいなものですよ」
等々です。
そのような姿勢で話をしていると、
Cさんは「あなたの話題」を「自分が得をする話題」(自分のことを考えた上での話題)だと、
考えるようになるのです。
「耳が痛い話」でも
「自分のためになる話」と理解してくれるのです。
会話は、種蒔きです。
良い種を蒔けば、良い実を刈り取るのです。
【種まきと刈り取りの法則】ガラテヤ(新約聖書)6:7-9
「思い違いをしてはいけません。神は.人から侮られることはありません。人は,自分の蒔いたものを,また刈り取ることになるのです。自分の肉に蒔く者は,肉から滅びを刈り取り,霊に蒔く者は,霊から永遠の命を刈り取ります。たゆまず善を行いましょう。飽きずに励んでいれば,時が来て,実を刈り取ることになります。」
大切なことは、「諦めず」に良い種を「蒔き続けること」なのです。
◯「課題の分離」
しかし質問者さんが、「良い種を蒔いて」も、
Cさんの反応がない場合もあります。
その場合、質問者さんのできること「課題」だけを実行していきましょう。
嫌味にならない程度に、Cさんと関わっていくのです。
質問者さんは、「自分の課題」だけに集中しましょう。
「課題の分離」(自分の課題と他人の課題を分けて考えること)
が大切です。
間違っても、「これだけのことをしているのだから、Cさんは聞きべきだ」と思ってはいけません。
Cさんには、Cさんの「課題」があるのです。
Cさんの反応に過剰に期待(依存)してはいけません。
良い結果を信じつつも、質問者さんのできること「課題」をコツコツとしていくのです。
もしCさんが最後まで反応がなかったならば、
それも仕方がないと諦めて(受け入れて)
人事や他の方法を考えていくのです。
繰り返しになりますが、
質問者さんは、「自分の課題」だけに集中すのです。
「課題の分離」(自分の課題と他人の課題を分けて考えること)
が大切です。
(相手の反応に依存したり、執着することは「不健康」なのです。)
(依存しないと「心に決める」ことも益となります。)
次回は、分析②「感情的になる人」の心理、についての解決策を考えていきます。
良い関わりの「ヒント」を得られることを願っています。
祝福をお祈りしています。
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