人生相談〜聖書、イエス様を信じる立場から

世界のベストセラー聖書の価値観から、生きるを考えます!(モノの見方が変わると、とても楽になります)

【解決策4】職場に「思い込みの強い」同僚がいます。***お答えその11

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今回は、③「利益を得ようとする人」の心理、の中で、

a「自分の打算で生きる人」の解決策を考えていきます。

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「質問者さんの文章」(再掲)

職場に「思い込みの強い」同僚(女性)がいます。

感情の上がり下がりが激しく、時々「思い込み」で感情的になることがあります。

「自分はいつも正しい」と思い込んでおられるようで、

周りが「それはこう言う事情で」と説明しても、「自分なりの正論」を言い続けて聞こうとしません。

特に「自分の利益」に関わることには、執着が激しく、主張を譲りません。

そして他を陰で徹底的に批判するので、職場ではかなり問題になっています

どう対応したら宜しいでしょうか。

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分析③ーa「自分の打算(利益)で生きる人」は、

「他の人の利益」を無視しています。

見えていても「見ようとしない」ので、

びっくりするような「自己中心的な発言」ができるのです。

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(ここから、今回の内容です)

人間は、基本「自己中心」です。

自分のことばかりを考えて生きています。

 

人間は、体裁や対面を剝がしたならば、かなり醜い心が出てきます。

人はそれを隠しながら生きているのです。

余裕のある時には、人のことを考えることができても、

自分の命が危うくなるような状況に置かれると、

恥も外聞もない態度をとることが多いのです。

(今回のコロナ騒ぎで、多くの人が、自分や他人の醜さを体験したのではないかと思います)

 

ある意味、Cさんは素直とも言えるでしょう。

しかし、Cさんは「知恵がありません」

本当に利益を得ようと思うならば、

「他人と協力」しなければ「最大の利益」を得ることができないからです。

 

つまり、Cさんは「周りが見えていない」のです。

 

今回も、ABCで考えていきます。(A「目的論」、B「課題の分離」、c「励まし」)

A「目的論」

今回の目的(目標)は、

Cさんに「協力することが、最大限の利益を生む」

ことを知って頂くことです。

 

どうしてCさんが「自己中心的になってしまったか」の「原因論」は問いません。

そこを議論しても解決に向かわないですから。

Cさんに「私は◯◯だから出来ない」と言わせてはいけないのです。

(ただし、背景を理解するために、Cさんの考え方を知る上では重要です。)

 

このことを知識ではなく、体験で理解して頂くためには、

中学や高校の体育の時間に経験した、バレーボールを思い出して貰えば、

分かり易いと思います。

 

同じぐらいのレベルならば、そのチームが勝つかどうかのポイントは、

そのチームの「結束力」で決まります。

相手を批判しあっていたら、ボールが来ても上手く対処できません。

「私は知らない。関係ない」という態度をとっていたら、

試合に負けてしまうのです。

試合中はいつでも、仲間がボールを打った時は、

「フォローする気持ち」でいることが大切なのです。

少々技術的に下手でも、周りが補えば、戦いに勝利する可能性が高まるのです。

 

聖書の言葉です。

ピリピ(新約聖書)

2:2-4どうか同じ思いとなり、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、一つ思いになって、わたしの喜びを満たしてほしい。
何事も党派心や虚栄からするのでなく、へりくだった心をもって互に人を自分よりすぐれた者としなさい。おのおの、自分のことばかりでなく、他人のことも考えなさい。

 

この聖書の言葉は、「正論すぎる」とか「きれいごと」に思えるかもしれません。

しかしバレーボールの試合と通じるものがあります。

 

はやりCさんが、「協力するメリット」を学ぶのは、

Cさんが「失敗した時」でしょう。

Cさんの失敗を、周りが「一致団結して」フォローをしていけば、

Cさんも「チームワークの力」を体験できます。

 

質問者さんは、「良い雰囲気」を作り出すことに尽力してみて下さい。

繰り返しになりますが、

「目的(目標)」は、「協力すること」が「最大限の利益を生む」。

そのことをCさんに「理解して貰う」ことです。

 

実はカギとなるのは、

「日常会話」なのです。(日常の価値観です)

具体的には、「問題の共有」と「声かけ」となります。

 

バレーボールに戻って説明します。

ボールが飛んできます。敵は弱いところにボールを打ってきます。

「そこボール、くるよ」

「フォローするよ」

「気合いを入れていこう」

同じボールに注目して、みんなで対応していくことが大事です

ボールに触れない人も、必ず「問題を共有」しています。

 

その時の個々人の「姿勢」が重要なのです。

つまり「どう考えるか」です。

 

バレーボールに戻ります。

「いける、いけるよ」

「大丈夫、ドンマイ。次はしっかりいこう」

味方がミスをしても、常に「前向き」に発言するのです。

それは「試合に勝つため」です。

前向きな雰囲気の中で「最大限の能力」が発揮できるからです。

 

ムードメーカーが重要です。

そのためには、その問題をどう見るかという「価値観」が大切になります。

 

ピリピ(新約聖書)4:4-7

いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。
あなたがたの寛容な心を、すべての人に知らせなさい。主は近いのです。
何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。
そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。

 

ものごとを前向きに、感謝しつつ捉えていくのです。

そのようなムードメーカーが、チームの雰囲気に強烈な影響を与え、

Cさんにも良い影響を与えることができると、信じるのです。

 

最後に、B「課題の分離」を考えていきます。

上記のように、質問者さんは、「前向きな発言」を繰り返して下さい。

Cさんが、否定的でも問題はありません。

「私はこう思う」と、

「協力することが、最大限の利益を生む」ことを主張し続けるのです。

 

「質問者さんの課題」「Cさんの課題」を分けて考え、

「質問者さんの課題」に集中するのです。

Cさんが、仮に応答しなかったとしても、職場は必ず良い方向へと向かいます。

 

ですから、バレーボールの試合のように、

質問者さんは「前向きな発言」を繰り返します。

ただしこれを嫌味なく実行するためには、

「本気でそう思っている」ことが重要です。

 

問題が起きた時、「数人」の中核の前向きな考え方が、

実は「チーム全体」に浸透していくのです。

これはチャレンジです。しかしぜひ、実行してみて下さい。

 

c「励まし」は、すでに触れていると思いますので、今回は割愛します。

 

次回は、③-b「自分中心のプライド」についての解決策を考えていきます。

祝福をお祈りしています。

 

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