会社や団体、個人でも「責任」を持つ方々は、いつも「道を切り開いて」生きておられます。
「現状」だけではなく、「将来」のことを考えなければならない「立場」であれば、
「事前の備え」が必要になります。
そうすると、他の人から「理解されない」ことが起こり得ます。
そんな方々に、エールを送るべく、今回は文章を書いていきたいと思います。
しばらくお付き合い下さい。
色々な可能性を考え、見えない「先のこと」を考えていると、
どうしても「心配」が多くなります。
「情報が多く」なるほどに、「心配のタネも多く」なります。
できれば考えたくない、と思うことも起きるでしょう。
しかし責任を持つと、「逃げるわけ」にはいかなくなります。
ですから、「責任を持つ人」は、辛いことが多いのです。
そして、「孤独」です。
誰も代わってくれない道を、「一人でも」進んでいかなければならないことがあるからです。
そんな時、どうやって「信念を持って」進んだら良いのかを、
「川を上れ」(歴史と背景を考え)、
「海を渡れ」(勇気を持って、行くべき地に前進する)
という観点で、ご一緒に考えたいと思うのです。
旧約聖書の創世記12章に、
信仰の父と呼ばれる「アブラハム」という人物が、描かれています。
創世記12:1〜4
主はアブラムに仰せられた。「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。
そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。
あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福されます。
アブラムは主がお告げになったとおりに出かけた。ロトも彼といっしょに出かけた。アブラムがハランを出たときは、七十五歳であった。
彼は、75歳で、慣れ親しんだ地ハランを離れ、「信仰によって」前進したのです。
私はここで「理想論」を語りたい訳ではありません。
「まったく先が見えない」状況で、
「不安をつぶやく人」が、きっと近くにいるだろう状況で、
「家族と財産」という大きな責任を持った状況で、
75歳の高齢の彼は、前進したのです。
そんな「プレッシャー」を感じる状況で、どうして「前進し続ける信念」を持つことができたのか。(年齢は言い訳にはなりません。)
その信念は、「どのようなもの」なのか、を考えていきたいのです。
①川を遡る(過去に遡って、背景を考える)
イザヤ(旧約聖書)50:1
「義を追い求める者、主を尋ね求める者よ。わたしに聞け。あなたがたの切り出された岩、掘り出された穴を見よ。」
現状と未来を考える時、「過去の背景を考えること」は、有益です。
それは「自分が今ここにいる意味」を知ることができるからです。
アブラハムがどうして「厳しい状況」でも前進できたのかを考えると、
実は父親と一緒に「すでに神様に従う道」を歩んでいた事実を見るのです。
(11章後半を見れば分かります。)
「彼は、神様に従うように」運命づけられ、そのことを受け止め、既に舵を切っていたのです。
「自分の背景」を考えると
「川の流れ」のように、「進むべき道」が見えてきます。
思いつきではない、「確信的な覚悟」で進むことができるのです。
そういう「自覚(覚悟)」を持っているならば、
少々の「問題や妨害」があっても、「前に進むこと」ができます。
反対に、「自分はこの道を進まなければならない」という確信がなければ、
「問題や妨害」が起きると、前に進めなくなるのです。
川を遡る(歴史と背景を見る)と、今ここにいる「自分の意味」が見えてきます。
そして「使命感」を持つことができるのです。
あなたが会社で仕事をしているならば、
その会社の創立を調べてみることをお勧めします。
又は何かのプロジェクトを担っているならば、
そのプロジェクトが始まった経緯を調べてみることです。
そうすると、自分が「何の為」にこの仕事をしているのか、
その「意義」が見えてくるのです。
そして、その「意義に沿った」ことをしていくならば、
個人の気力を越えた、「大きな力」が湧き上がるのです。
(このために生きているという、充実感が湧きます。)
「現在」を考える時、
その「現在の点」をつなぐ、いくつかの「過去の点」を確認するのです。
そうすると、「点」が「線」につながって、「進む方向性」が明確になります。
イザヤ50:1
「あなたがたの切り出された岩、掘り出された穴を見よ。」
ピリピ人への手紙 2章13~14節
「神は、みこころのままに、
あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、
事を行わせてくださるのです。
すべてのことを、つぶやかず、
疑わずに行いなさい。」
神様は、「過去・現在・未来」の時間軸の中で、働きを進めておられます。
その「計画と力」を「感じること」ができたならば、
「人知を越えた働き」ができるのです。
厳しい中で、「パイオニアの道」を歩んでおられる、すべての方々の上に、
豊かな祝福がありますように、お祈りをしています。
次回は、
海を渡る(チャレンジする。海の外をリサーチする等)を考え、
更なるパイオニア精神を、応援したいと願っています。
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