「川を上れ、海を渡れ」とは、時々聞く言葉です。
「川を上れ」とは、「時間の流れ、歴史を遡って学べ」と言う意味であり、
「海を渡れ」とは、「世界情勢に目を向けろ」という意味だと、言われています
元財務相官僚で、数学者の高橋洋一氏は、
官僚時代、先輩から「この言葉」をよく聞いたと言われました。
「物事を考える際には、過去に似た事例はなかったか、海外に似た事例はないか、を探ってみることは欠かせない。」
「川を上り、海を渡る、と考えると、先例から学べると共に、物事の因果関係が分かって、ストンと腹落ちすることも多い」とも言われました。
「因果関係」、、、どういった理由で、なぜこの事が起きたのか、を理解することは大切です。
それが分かると、同じ仕事をするにも、
「やらされている感」ではなく、
「自分の意志でしているという気持ち」を持つことができます。
そうすると、
「たった一人」で仕事をしなければならなくなっても、
「焦ることなく」「意義と目標」を持って、今までと「同じ路線」で仕事を進めることができるのです。
「キャンセルカルチャー」(今までの伝統や文化を全否定、全部破壊する)という思想は、「危険」です。
一見批判をしていると、正しいように思えますが、仕事を継続的に進めるためには、過去を全否定は現実的ではありません。
「温故知新」(昔のことをたずね求め(=温)、そこから新しい知識・見解を導く)ことが、現実的です。
(革命ではなく、健全な保守的な考え方が大切だと痛感しています。)
会社の創立の状況や背景を学んだならば、
そこから創業理念や方針が見えてきます。
それによって、会社の特徴や社風が生まれていることが分かります。
先日「桑名志ぐれ」の佃煮屋さんの話を聞きました。
「いくつかの会社は、それぞれ別の味を長年保っている。」
「同じ地元で取れる材料、醤油を使っていても、口に入れれば、どの会社のものかすぐ分かる。」
「古いもの」を全否定するのではなく、
「古いもの」にも、当然良いものがあるし、
今の時代を加味した「新しいもの」にも、良いものがある。
この「伝統」と「未来思考」を併せ持った、
健全な「保守的な考え方」が、現代には必要だと思うのです。
それは、「川を上る」(歴史を考える)ことでもあり、
「海を渡る」(狭い世界ではなく、外の世界を考えてチャレンジする)こと、
この「両方」の「ハイブリッド(融合)」が大事だと考えています。
イエス様の言葉です。
ルカによる福音書(新約聖書)5:37〜39
「また、だれも、新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりはしない。そんなことをすれば、新しいぶどう酒は革袋を破って流れ出し、革袋もだめになる。
新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れねばならない。
また、古いぶどう酒を飲めば、だれも新しいものを欲しがらない。『古いものの方がよい』と言うのである。」
イエス様も、「新しいぶどう酒は、新しい革袋に」と言われると同時に、
「古いものも、良い」と言われたのです。
マルコによる福音書16:15
「イエスは彼らにこう言われた。『全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。』」
イエス様も、
「伝統」と「未来志向」の両面を
考えておられるお方だと、理解することができるのです。
皆さんは、どう思いますか?
祝福をお祈りしています。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
もし気に入って頂けたら、たくさんの方に読んで頂くために、クリックの御協力をして頂けると幸いです。(一日一回カウントされます)
読者登録をして下されば、新しい記事を自動的に知らせてもらえます。(無料ですが、はてなブログの登録が必要です。)
もう一つ別のブログランキングです。(こちらもクリックして頂くと助かります。一日一回カウントされます)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
↑↑↑↑↑↑
こちらをクリックすると記事一覧を見られます。