21歳の学生です。バイト先の年配のリーダーが、「いい加減」で困っています。良い人なのですが、ルーズで、人が見ていないとマニュアル通りの決められたことをしません。失敗するといつも嘘を言ってごまかしています。そのリーダーの下のバイトは、リーダーのことを信用していません。年配のバイトだからリーダーになったようですが、皆、文句と不満だらけです。どう対応したら良いのでしょうか。
バイトのリーダーが、いい加減な方なのですね。
リーダーの雰囲気が、隊全体に影響しますから、いろいろな面で支障をきたしているのではないかと思います。
しかしながら、学生時代のバイトは、良い人生勉強になります。
今回、3つほどの観点で考えてみたいと思います。
①人生は「不条理なことが日常である」と言う現実を受け入れる。
②組織の中で「模範的な部下」になる。
③最悪、どうしようもない場合、責任者に相談して、組織の正常化をはかる。(または身を引く)
①人生は「不条理なことが日常である」と言う現実を受け入れる。
曽野綾子さんの「この世の偽善」という対談本の中に、
「人生は、完全に善でもなければ、悪でもない。本来この矛盾に苦悩し解決を考えるのが大人の魂であり勇気だと思う。自分の都合だけ、物事の一面だけしか見ない『子ども大人』が今の日本には多すぎる。」という一文がありました。
人生は「不条理なことが日常」です。
普通、人は理想は掲げつつも、自分のことしか考えていませんし、
(追い詰められた時にはっきり分かります。)
きれいごとしか言いませんし、悪い面倒くさいことは見ないようにします。
自分は正しい良い人間、だとアピールをし、
そのために「人をこき下ろす」ことだってあるのです。
(人はどこかで、自分の方が上だ、正しいのだと思いたいのです。)
こんな人間界で生きているのですから、
問題が起こること、理屈に合わない不条理が起きることは、「当たり前」です。
むしろ、それが無い方が不思議です。
周りを「ユートピアと思いたい」ことは「幻想」なのです。
ですから、質問者さんの今の状況は、「とても良い状況」です。
現実に対応する「スキル」を磨く良いチャンスです。
「そんな気持ち」で対応していかれたら宜しいかと思います。
(これが、現実の世界を生きるということでしょうから。)
その上で②組織の中で「模範的な部下」になる。
を考えます。
会社は組織です。バイトであったとしても組織の一員です。
その組織に属し、契約の仕事をして、その対価として時給を頂く、、、これがバイト言う立場です。
給与は「組織に属しているから」頂くことができます。
ですから、組織に不満があっても「組織を壊してはいけません」
その組織の中で「あなたの仕事」をして時給を頂くからです。
面倒くさいリーダーの元にいることも「時給のうち」です。
ですから、割り切って「部下」に徹するのです。(時給分だけは仕事をするのです。)
実は、「リーダー」と言う立場に立っているだけ、プレッシャーを受けます。
いくらいい加減の人でも、普通の立場以上のプレッシャーを感じているはずです。
そのプレッシャーを受けている分だけでも、
「お疲れ様」と言う気持ちで対応する意味はあるのです。
しかしリーダーに盲目的に従う訳ではありません。
あくまで契約として組織に属しているだけですから、
加わるも離れるも自由です。(特にバイトの立場であれば、離れることは正社員よりも自由です。)
もちろん、意見を言うこともできます。(契約で組織に加わっているだけですから、奴隷ではないのです。)
しかし、配慮すべきことは、リーダーに「恥をかかせない」ことです。(この点が重要です。)
同じ言葉を言うのでも、動機が「批判や攻撃で言う」のと「チームの秩序の中で進言する」のは、言い方もその効果も全く変わってきます。
まずは心を落ち着けて、冷静に「現状の問題点」を分析することをお勧めします。
自分の立場では「見えていない」ことがあるので、良い先輩(一方的に批判をする人では無い人)と相談してみることも有益です。
相談する時も、自分が知っている「事実」を使って話すのです。噂や未確認情報で話さないようにしましょう。
その上で、バイトのリーダーと話す機会があれば、自分がフォローする気持ちで関わりましょう。
決して「批判のための批判」にならないことです。(動機が大切です。)
そのような姿勢や態度で関わるならば、リーダーは、質問者さんを「自分を助けてくれる人」と考えるようになります。良い人間関係ができれば、質問者さんの意見は聞いてもらい易くなります。
人は「自分が好きな人」の意見を聞き、「嫌いな人」の意見は聞きにくいからです。
(怖い人の意見も聞きます。問題点を見られることは怖いことです。ただし無謀に走って潰されないように気をつけて下さい。)
基本姿勢は、
「自分の範囲内は、平和を保つ」のです。
ロマ(新約聖書)12:17‐18
だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさい。
あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。
しかし、もし質問者さんが「それでは時給に見合わない」と考えるなら、身を引く(部署を変わる、バイトを辞める)ことも選択肢です。
あくまで、責任が正社員のように重くはない、バイトですから、
それぐらいの気持ちが丁度良いのです。
しかし、もしバイトでも正社員のように働いている場合、
③責任者に相談して、組織の正常化をはかる。
ことも、考えることもできます。
基本姿勢は、今まで書いてきたことの延長ですが、
(噂ではなく、確認できている事実を用いて)
あくまで「組織をサポートする姿勢」で、「平和を作る気持ち」で相談することをお勧めします。
このことの最大メリットは、「質問者さんの居場所を確保すること」です。
「直属のリーダー」との関係が悪いと、自分の居場所が危うくなります。
しかし、もしその上の責任者に「自分の気持ちを話す(受け入れて貰う)」ならば、
自分の居場所を保つことができます。
そうすれば、落ち着いた気持ちで、「直属のリーダー」と関わることができるのです。
(試してみて下さい。)
聖書は、組織を破壊する暴力革命は否定します。
秩序と愛の行為を勧めています。
リーダーが問題を持っていても、
質問者さんが、秩序と愛を動機として行動しているならば、
良い方向に向かう可能性が高いのです。
(良いタネを蒔けば、良い収穫が得られると、私は信じる者です。)
(しかし、もし仮に良い方向に向かわなくても、質問者さんは、「人生の良い学び」をすることはできるはずです。)
原則的なことを書かせて頂きました。
現実は、理想通りは行かないこともあるでしょうが、
参考にしてみて下さい。
祝福をお祈りしています。
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