ドラゴン桜(漫画、全21巻)を読みながらしみじみ思います。受験とは「人生の大事なことを学ぶ」チャンスなのだ、と。
受験では、追い詰められながら、目標に向かって必死に進みます。合格するために「新しいことを学ぶこと」に貪欲になります。
それは即ち「自分を変える」ことができる、チャンスなのです。
人間は「頑固」です。
通常は、「自分が大事」で「自分が一番」です。
ですから「自分を変える」ことはしたくありませんし、しようとしません。(当然です。)
しかし、進むべき「目標」があると、「頑固な自分」を捨てることができます。
なぜなら、自分の考えにこだわって「捨てられない」と、「目標」に行くことができないからです。
ドラゴン桜、13巻は、神巻です。もし一冊だけ買うとしたら13巻はオススメです。
いくつかのポイントがありますが、
今回は、矢島勇介の家庭教師、東大生、本田美智子(26)の言葉を取り上げます。
本田が矢島を諭した言葉です。
「勇介君、情報に触れた時、一番大事なのは、決して損をしないこと。
信じたいものだけを信じる、、、これでは何も得られない。何一つ進歩しない。
逆に、信じたくないものを、知る。本当の利益はそこにあるのよ。」
矢島の家はお金持ちです。
矢島はその環境に反発しています。(両親に反発し、お金は汚いと思っています。)
その感情的な矢島に、意図的に国語教師、芥山龍之介が授業中、
「東大に合格する家は、年収1000万以上、は正しいかどうか調べるように」と宿題を出しました。
その夜、本田と一緒に、ネットでのデータを見た矢島は、
「くだらない」と吐き捨てたのです。
そのデータとは、「東大入学家庭の平均年収は約1000万でも、750万円以下が約30%、450万円以下が約10%」という数字でした。(つまり、一般庶民の家庭からも多く東大入学している現実を表すもの)
矢島は「しょせんは、お金じゃなく個人の頑張りだろ」と主張したのです。
しかし本田は諭すのです。
「でも環境も大事よ。それを支える経済力も重要よ。(その事も否定できない。)」
そして先ほどの言葉を勇介に語ったのです。
「勇介君、情報に触れた時、一番大事なのは、決して損をしないこと。
信じたいものだけを信じる、、、これでは何も得られない。何一つ進歩しない。
逆に、信じたくないものを、知る。本当の利益はそこにあるのよ。」
そしてこの言葉を続けました。
「感情で物事を処理すると、真実は何も見えない。
真実が見えなければ、絶対に損をする。」
「損をしないために、信じたくないものを知ることが大事」
「世の中に騙され、利用されないために、常識を疑って客観的に学ぶことは大切。」
これが、本田の主張でした。
矢島は、葛藤しながらも、その言葉を素直に受け入れたのでした。
みなさん、いかがでしたか?
13巻では、他に「学力とテクニックの関係」、「学力を目標にすることと人格バランスの関係」
「危機的状況では、ものさしを一つにすることの大切さ」
など、受験用だけでなく、人としての考え方を刺激されるトピックに満ちています。
またどこかで、取り上げたいと思っています。
祝福をお祈りしています。
箴言(旧約聖書)4:7
「知恵の初めに、知恵を得よ。
あなたのすべての財産をかけて、悟りを得よ。」
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