クリスチャンからの質問です。
「知人に何度も『お金を貸した欲しい』と言ってくる人がいます。
以前何回か、貸したこともあります。
その知人から、数年ぶりに連絡がありました。メールの返信をするとすぐに連絡があり、また『お金を貸して欲しい』という内容でした。
その後も何度もメールがあり、一方的に要求する内容した。今回はお断りしようと考えていますが、どのように考えたら良いでしょうか。」
お金の貸し借りのご質問ですね。
お金の問題はとてもデリケートです。あくまで一般論として書いていきますので、参考にして下さい。
基本的な考えは、「分を越えない」、
つまり、質問者さんが「関われる範囲を越えない」という点です。
ローマ人への手紙12:3
「私は、自分に与えられた恵みによって、あなたがたひとりひとりに言います。だれでも、思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。いや、むしろ、神がおのおのに分け与えてくださった信仰の量りに応じて、慎み深い考え方をしなさい。」
以前に、質問者さんはその方に「お金を貸されたことがある」と書いてありました。
そして、今回久しぶりに連絡があり、また「お金を貸して欲しい」という内容だったと。
その方の立場から見るなら「切羽詰まって」連絡ということでしょうが、
質問者さんの立場からは「利用されている」と感じるのではないでしょうか。
「便りがないのは良い知らせ」という諺はありますが、便りがあった時に「借金の依頼」では悲しくなりますよね。
一つ気になる表現が有りました。それは「何度も一方的なメールが届いた」という点です。
もしかすると、その方は「強く押せば、質問者は貸してくれる」と思っておられるのではないでしょうか。
もしそうであれば、「質問者さんの善意」を利用していることになります。
(本人がどれだけ切羽詰まっていても)
それは、非常に悲しいことです。
私のクリスチャンの恩師は、
「クリスチャン同士でも、基本的にはお金の貸し借りはしないように。」と私にアドバイスをされました。「もし、どうしてもという場合は、あげるつもりで貸しなさい。」とも言われました。
私はそれが「分を越えない基準」だと思っています。
「知人」と「身内」は違います。
また、銀行でお金を借りる代わりに、正式な手続きを取って、個人間での「契約書を交わしての貸し借り」の場合も違います。(その場合は、保証人や返済計画を立てねばなりません。)
今回は、知人で、プライベートな貸し借りでしょうから、
「分を越えない」ということで考えて、「できない」と感じたら、はっきりと「お断り」してもよろしいかと思います。
今までその方に貸したお金は、すべて返ってきましたか?
もし返ってきていないということであれば、「貸せる可能性」はかなり低くなるでしょう。
その方は、もしかすると「経済的な感覚」がルーズかもしれません。
そういう場合、いくら周りが助けても「本人が自分を変えない」ので、
同じ失敗を繰り返します。
「他人の助け」がむしろ「本当の解決」を遅らせることもあり得るのです。
(厳しいかもしれませんが、「悔い改め」が無ければ、解決は起こりません。そして悔い改めは、言葉だけではなく、「行動」を伴います。)
もしその方が、しっかりと「悔い改めて」いて、「悔い改めの実(行動)」を結んでいるのが見えたなら、「質問者さんができる範囲」のことは、しても宜しいかもしれません。
(重ね重ねですが、分を越えないことを、留意して下さい。)
最後に、
聖書には「本当に困っている未亡人を助けなさい」とあります。
まず家族がいる場合は、「家族が最初に助けるべき」と書かれています。
1テモテ5:3
「5:3 やもめの中でもほんとうのやもめを敬いなさい。
5:4 しかし、もし、やもめに子どもか孫かがいるなら、まずこれらの者に、自分の家の者に敬愛を示し、親の恩に報いる習慣をつけさせなさい。それが神に喜ばれることです。
5:5 ほんとうのやもめで、身寄りのない人は、望みを神に置いて、昼も夜も、絶えず神に願いと祈りをささげていますが、
5:6 自堕落な生活をしているやもめは、生きてはいても、もう死んだ者なのです。
5:7 彼女たちがそしりを受けることのないように、これらのことを命じなさい。
5:8 もしも親族、ことに自分の家族を顧みない人がいるなら、その人は信仰を捨てているのであって、不信者よりも悪いのです。」
質問者さんは、知人という立場ですから、ここには当てはまりません。
家族に相談した上で、本当に困っておられる場合は、役所や地域の民生委員に相談してもらうという方法もあります。
(私も一期と少し、民生委員をしたことがあります。課題もありますが、助けもあります。)
どちらにしても「分を越えない」ことを意識して下さい。
マタイ5:37
「だから、あなたがたは、『はい。』は『はい。』、『いいえ。』は『いいえ。』とだけ言いなさい。」
曖昧な態度は、良くありません。
「しっかりとした方針」で関わるようにと、アドバイスをさせて頂きます。
良い「ご判断」と「ご対応」ができますように、
祝福をお祈りしています。
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