アドベントの第3週に入りました。2021年12月12日の週です。
来週は多くの教会で、クリスマス礼拝会を持つと思います。
今日は、ヨセフの信仰を見ていきます。
ご存じのように、ヨセフはイエス様の養父になる人です。
マリアとは年が離れ、30歳前後の結婚だと言われています。(諸説あり)
彼は、信仰深く、マリアを愛し、将来の結婚生活に期待を持っていました。
ところが、マリアは婚約中に、天使からの御告げを受けたのです。
天使は「あなたは身ごもって、男の子を産む。その名をイエスとつけなさい。」
と語りました。
そして。マリアはヨセフにその話を告げたのです。
しかしヨセフは、それを聞いて悩みました。(当たり前です)
マタイ1:19-20
「夫のヨセフは正しい人で、マリアをさらし者にしたくなかったので、ひそかに離縁しようと思った。
彼がこのことを思い巡らしていたところ、、、」
ヨセフは、旧約聖書の「律法を大事する文化」の中で生きていたため、
離婚を考えたのです。
彼はマリアが姦淫を犯したと思い込みました。(状況的には当然です。)
「ひそかに離縁しよう」とは、どういう事かと言うと
世間に、「自分の子供を作ったが、気に入らないので一方的に離婚をする」
と表明することになるのです。(ヨセフは非難を受けるのです)
通常このような場合、「公けの方法」としては、
ヨセフは地域の長老に「マリヤが不貞を犯したことを訴えて」、
受理してもらい離婚が成立します。
しかしそれでは「マリアが恥」を受けることになります。
状況によっては、姦淫を理由に「石打の刑」で殺されてしまいます。
マリアが、仮に不貞を犯したとしても、それを表ざたにせずに。
自分がそのすべての負い目を受けようと、ヨセフは悩んだ、、、結論でした。
(マリアを守ろうとした・・・男らしいですよね。)
しかしヨセフは悩みの中で、夢を見ました。
マタイ1:20-22
「彼がこのことを思い巡らしていたところ、見よ、主の使いが夢に現れて言った。『ダビデの子ヨセフよ、恐れずにマリアをあなたの妻として迎えなさい。その胎に宿っている子は聖霊によるのです。
マリアは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方がご自分の民をその罪からお救いになるのです。』
1:22 このすべての出来事は、主が預言者を通して語られたことが成就するためであった。」
(ヨセフは、心からホッとしたと思います。)
彼は、自分の正しさ「価値観」を越え、
「神様が正しい」と言われること、を受け入れて、
マリアを妻として迎えたのです。
この後のヨセフは、本当に男らしいです。
彼は「マリアと産まれてくるイエスを守り抜こう」と決意し、行動しました。
結婚後も、マリアを様々なうわさや批判から守ったでしょう。
そしてベツレヘムまでの旅をエスコートしました。(大変な旅だったと思います。)
イエス様がお生まれになる時には、宿の部屋は確保できませんでしたが、
「家畜小屋」の雨風がしのげる場所を確保し、無事にイエス様が誕生をしました。
この後、当時のヘロデ大王から、イエス様は殺されそうになりますが、
神様の「夢での指示」を受け止め、エジプトまで家族を避難させたのです。
そして、再び神様の指示を受け。ナザレに帰って行ったのです。
ヨセフの環境は、「不足、不足、不足・・・」ばかりでした。
いつも足りないことばかり、不安になることばかりだった筈です。
しかしヨセフは最後まで「マリアとイエス様」を守り抜いたのです。
投げ出したくなること・・・
プレッシャーで逃げたくなるような状況・・・
ヨセフは「責任感と信仰」で、それらを乗り越えて自分の使命を果たしました。
今のコロナの時代、
世界中が、思い通りにならない不足の中で、生活しています。
投げ出したくなるような、状況を私たちは何度も通っています。
ヨセフが持っていたような「信仰と責任感」が必要な時代です。
理解されなくても、誤解を受けても、
「正しいと思える」ことをやり続けることを、私たちも考えていきたいのです。
今の時代、
そんな信仰(考え方)が大切であると思いませんか?
イエス様のお誕生には、「ヨセフのような人」の助けがあったことを覚えたいのです。
祝福をお祈りしています。
ルカ2:11 「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」
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