「自分が正しいと考えたい人」は、色々なところで損をしています。
まず、できていないことを、できているかのように振舞うので、とても疲れます。(演技は長続きしません)
「人が適当にやっている姿」を見ると、異常に腹が立ちます。(当人の強迫観念やコンプレックスが刺激されるのです)
「頑張り過ぎる」と、人から煙たがられます。
努力が、報われないのです。
今回取り上げたいのは、「不健全なプライド」です。
普通、健全なプライドを持つ人は、安定しているので、柔軟性があります。
原則は持ちつつも、臨機応変の対応ができるのです。
しかし「正しさを求める」不健全なプライドを持つ人は、
「正しいこと(正しさを求めること)」を支えとして執着しているので、
「正しさから離れられない」のです。
(分かりますでしょうか?)
人に頭を下げることや、謝ることが、苦手です。
教えを請うことや、助けを求めることも、苦手です。
「不健全なプライド」が邪魔をして、素直になれないのです。
謙虚になれません。
だから、損をします。
そして、どうしてもお願いしないといけない時には、異常なストレスを味わうのです。
精神的にも、大きな損失です。
では、どうしたら良いのでしょうか。
それは、より大きな視点で、物事を見ることです。
会社であなたがある部署で、ある企画を出したとします。
優れた企画でしたが、
しかし会社全体で考えると、ボツになりました。
その時、あなたがどう考えるかです。
「自分の視点だけ」で考えるなら、反発しても、
「より全体の視点」で考えるならば、納得するしかありません。
自分の執着心を越えて考えるためには、神様の視点で考えるのです。
聖書の御言葉を意識して、結論を出すのです。
マタイの福音書7:1〜2
「さばいてはいけません。さばかれないためです。あなたがたがさばくとおりに、あなたがたもさばかれ、あなたがたが量るとおりに、あなたがたも量られるからです」
自分の視点では、裁くことは当然でも、
より高い視点から見ると、裁くことは、損失につながるのです。
私たちも、他人が人を裁いてドロ沼に入っていくのを見て「良くない」と思うのですが、
自分のこととなると「見えなくなる」のです。
高い視点で見るためには、人生のどこかで、
「自分の正しさでは無理」とギブアップしなければなりません。
考える軸を、自分自身から、神様に移行するためです。
ギブアップには、2つの可能性があると思います。
①死を意識するような苦しみを経験すること。
②圧倒的な助けを体験すること。
①死を意識するような苦しみを経験すること。
「大成する人は、闘病生活か、監獄生活、大きな挫折、又は身近な人の死を経験する」と言われます。
「死を意識した限界」を通過する時に、人は「自分の殼を越えます」
自分の殼を越えないと、生きる意味を見出せないからです。
「小さなプライド」を捨てないと助けられない、という限界を通過して、
「自分のプライド」を捨てて、飛び込むのです。
これを通過した人は、「中途半端なプライド」に執着しなくなります。
②圧倒的な助けを体験すること。
辛いだけでは、人は変わりません。
やはり助けられたという、体験が必要です。
自我を捨てて、飛び込んだなら「助けられた」という成功体験が必要です。
旧約聖書にヒゼキヤという王様がいました。
強国アッシリヤからの脅迫を受けた時、彼は神殿に行って「創造主に祈り」を捧げました。
死に物狂いの祈りをしました。
その後、不思議な助けを体験し、国は守られたのです。
私の友人の宣教師は、数年前に奥さんが肺癌にかかりました。
友人は、こう祈ったそうです。
「全能者の神様。あなたにとって、風邪を治すのも肺癌を治すのも同じです。ですから、癒されることを感謝します」
しばらくすると、主治医から「癌が消えている」と言われたそうです。
先日もその奥さんにお会いしました。
圧倒的な助けを体験すると、
同じような苦しみがやってくると、必ず「助けて下さった方」のところに行きます。
「小さなプライド」簡単に捨てられるのです。
「不健全なプライド」に執着するよりも、「確実に助けてくださる存在」に、
「素直に助けを求める」方が、何倍も得策です。
あなたの苦しみの時に、「助けを経験」できますように。
祝福をお祈りしています。
「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。」
(マタイによる福音書7章7節)
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