現代は、「愛が冷えた時代」と言われます。
私の子供の頃は、悪いことをすると近くの大人が「叱ってくれる」ことがありました。
今は、下手に大人が話しかけると不審者と思われます。子供に「注意」をしたら、後から問題が起こることもあるのです。
人が信用できない時代です。
イエス様は、世の終わり(終末)には、「不法がはびこるので、多くの人々の愛が冷える」(マタイ24:12)と言われました。
現代が、終末に近づいているならば、これからますます「不法がはびこり」、ますます人が信用できない「愛の冷えた時代」になるでしょう。
こんな時代に「優しさ」は意味があるのでしょうか?
「相手のことを考える」ことは、大事なことと言えるのでしょうか?
今回の「イエス様の教え」は、「思いやり(あわれみの心)」の大切さです。
こんな「不法に満ちた時代」だからこそ、考えていきたいのです。
マタイ5章、山上の説教での「イエス様の言葉」です
「5:7 あわれみ深い者は幸いです。その人たちはあわれみを受けるからです。
5:8 心のきよい者は幸いです。その人たちは神を見るからです。」
「あわれみ深い人」は、あわれみを受けるとイエス様は言われます。
みなさんも実感すると思います。
いつも親切なAさんがいて、Aさんが困っているのを見たら「助けてあげよう」と思われるでしょう。
反対に、いつも意地悪で身勝手なBさんが、困っていたら、あなたは助けるかもしれませんが、「気が乗らない」はずです。
イエス様は、「人に対する量りで、量り返される」と言われました。
ルカ6:38 「与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。」
「優しい人」は、優しくされるのです。
ただし、一つ気をつけないといけないことがあります。
優しくされることを期待して、優しくする人は「上手くいきません」。
優しさを受けたくて、優しくする人は、続かないのです。
なぜなら、期待通りにならないと、文句を言い、恨みになってしまうからです。
そして人は、意外と「その本音(動機)」を見ています。
「この人は、そういうつもりで優しくしていたのか」と思われると、「その偽善の量り」で量り返されるのです。
そういう人は、「これだけやっているのに、誰も報いてくれない」と泣き言を言いますが、
その人の「本当の量り」で、量り返されているだけなのです。
優しくするなら、「本気で優しくする」ことが一番なのです。
愛されたい、認められたいと願って、愛することは「上手くいきません」
愛されているから、認められているから、愛することが「重要」です。
(では、どうしたら「愛されている、認められている」という生き方ができるのでしょうか。それをこれから見ていきます。)
本題に戻ります。
マタイ5章、山上の説教での「イエス様の言葉」。
「5:7 あわれみ深い者は幸いです。その人たちはあわれみを受けるからです。
5:8 心のきよい者は幸いです。その人たちは神を見るからです。」
文脈から、「あわれみ深い人」は、「神様からあわれみを受ける」ことが分かります。
人ではなく、「神様から」のあわれみです。
本当に「あわれみ深い人」は、人からのあわれみ(優しさ)を感じ取る能力に長けています。
それは、見えない「神様からのあわれみ」に対しても、同じなのです。
イエス様の十字架は、「いのちをかけた愛」です。
自分のことしか考えられない人は、「いのちをかけた愛」が理解できません。
「神様のあわれみ」も同じです。とても大きく広いものです。
あなたが「本当にあわれみ深い人」ならば、「神様のあわれみ」を理解し、感じ取ることができるのです。(もちろん、人間は一人よがりで、自己中心です。完璧ではありません。しかし、それでもあわれみ深い人は、聖霊の助け(神様の恵み)によって、大きなあわれみの一部を感じ取れるのです。)
ここに、「愛が冷えた時代」の生き方の「答え」があります。
世の中の愛が冷えていても、「あわれみの心」を持つことは重要です。
あなたが「本気であわれみの心」を持つならば、
「神様のあわれみ」を体験できるのです。
「神様の愛とあわれみ」を体験した人は、
ますます「あわれみの人」となります。
そのような人は、他人からも「同じ量り(あわれみの心)」で量り返してもらえます。(好循環が起こるのです。)
繰り返しますが、こんな時代だからこそ、「あわれみの心」が大切なのです。
「相手を思いやる心」「愛する心」が大切です。
(そして神様に、あわれみの心が増し加わるように、祈り願うことも大切なのです。)
最後に、イエス様は「知恵が必要だ」と言われている箇所に触れて終わります。
マタイ10:16-17
「16 いいですか。わたしが、あなたがたを遣わすのは、狼の中に羊を送り出すようなものです。ですから、蛇のようにさとく、鳩のようにすなおでありなさい。
17 人々には用心しなさい。彼らはあなたがたを議会に引き渡し、会堂でむち打ちますから。」
あなたが「あわれみ深く、素直」であっても、「知恵」が必要です。
このような悪の世の中に、「無為無策」で飛び込むことは「愚か」です。
「愛が冷えた時代」は、悪が暗躍する時代です。
このような時代は、「あわれみの心」を大切にしながらも、状況をしっかりと見て「知恵深い判断」が必要なのです。
この点は、押さえておかなければなりません。
(聖書の知恵と神様の助けを頂いて、洞察力を高める必要があるのです。)
祝福をお祈りしています。
マタイ5:7 「あわれみ深い者は幸いです。その人たちはあわれみを受けるからです。」
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