言葉がなくなるほどショックだった。2020年9月27日朝のネットニュースで竹内結子さんの訃報が飛び込んできた。自死だそうだ。
「どうして」と言葉がなかった。前日まで家族と団らんの時を持っていたと言うことだが、身近な人たちにも原因は分からないということだ。
牧師という仕事をしていると、人の生死に関わることが多い。病院に訪問して、人の命、生命力の強さを感じることも多いが、あっけない程に逝ってしまう方もいる。どうしてこんなことが、と思うことがある。
私は、竹内結子さん主演の「ミスシャーロック」が好きだった。繊細で偏屈な主人公を好演し、ドラマの世界に引き込まれた。竹内さんは繊細でとてもお優しい方だった伝え聞く。竹内さんだからできた演技だったと思う。共演の貫地谷しほりさんも繊細な魅力的な演技をしていた。女優をされ、活躍されている方々は、普通の人以上に細やかな気質の方々が多いのではないだろうか。私は、貫地谷さんも好きなので、心配している。同じ番組で、心が触れ合う時間を共有した方々の、ショックが並大抵ではないのではないか。
竹内結子さんがどのような心の軌跡を通ったのかは、ご本人以外誰にも分からないだろう。今それを詮索することは無意味だ。まして犯人探しのように、元ご主人中村獅童さんをパッシングすることは、無意味を通り越して悲しみにしかならない。
竹内結子さんのご冥福をお祈りすると同時に、ご親族の慰めと支えをお祈りしていきたい。