40代の会社員です。プライベートである趣味を持っています。その活動の様子を、SNSで写真と共にアップしているのですが、最近コメント覧に書き込みがありました。誹謗中傷です。最初は無視していたのですが、どういう批判なのかと思って読んでみると、一方的な批判で、私がアップした内容の批判というよりは、何かご自分の正義感で「悪をやっつけてやろう」という感じで、もしかするとコピペで色々な人に送りつけているのではないかという内容でした。どう対応したら良いでしょうか?
ご質問をありがとうございました。
SNSでの批判のご質問ですね。
SNSは匿名で顔が見えないため、誹謗中傷がエスカレートする傾向があります。
批判者は、自分の正義感を一方的に主張することが多いですから、そのような文章を読むとあまり良い気持ちにはならないと思います。
しかし、質問者さんはすでに冷静に対応しています。きっとご自分の答えを持っておられるようには思います。多分、このご質問の意図は、第三者の意見を聞きたいというものだと想像します。
以前、「クレーマーへの対処法」を書きましたが、
今回は、「悪そのもの」について考えていきたいと思います。
判断の参考になれば幸いです。
しばらくお付き合い下さい。
「正義感」というものは、とても厄介です。
「自分が正しい」と思い込めると、人を「平気で批判」できるからです。
そして「自分を高い位置」において、人を「見下し」「徹底的に攻撃」をします。
聖書を見ると、天使が堕落して悪魔になった原因は、
この「自分は正しい」と考える「高慢」だったのです。
エゼキエル書(旧約聖書)28:12,13,17
神である主はこう仰せられる。あなたは全きものの典型であった。知恵に満ち、美の極みであった。
あなたは神の園、エデンにいて、あらゆる宝石があなたをおおっていた。、、、
あなたの心は自分の美しさに高ぶり、その輝きのために自分の知恵を腐らせた。そこで、わたしはあなたを地に投げ出し、王たちの前に見せものとした。
つまり聖書の基準から考える時に、「高慢は、悪」です。
この点をはっきり自覚することが大切です。
「悪」であれば、「近づかないこと」が無難です。
(そのため、質問者さんは、SNSの批判に対して距離を置いているのだと思います。)
「建設的な批判」と「批判のための批判」があります。
「建設的な批判」の場合、相手のことをしっかり理解して、その問題点を指摘する批判です。
動機が、「互いの向上心」や「愛情」である場合が多いのです。
しかし「批判のための批判」である場合、
実は「相手のことは見ていない」のです。
自分の中で一方的に作り上げた「仮想敵」に向けて、正義の裁きを下そうと努めます。
相手の中の「(自分が考える)問題」にしか、目がいきません。
相手が「どう考えているか」「どのような理屈や理由でそう考えるのか」は、
興味がありません。
興味があるのは、「自分の考えだけ」です。「自分だけ」なのです。
この「自己愛」が、正義ではない「悪」なのです。
しかし、この「歪んだ自己愛、悪」は、残念ながら全ての人間が持っているのです。
ですから実は「お互い様」なのです。
(そう考えると,良い対応ができます。)
もし、質問者さんが、ひどい批判をされたので、自己防衛で相手を攻撃すると、
質問者さんも「自己義(自分なりの正義)」で相手を攻撃することとなり、
「ドロ沼」で不毛な議論になります。
人それぞれ「正しいと考える根拠」があります。
もし相手が、「質問者さんの根拠」を全否定するならば、
残念ながら、話し合いや弁明は、「無意味」です。(議論自体が無意味です。)
ですから、その場合は、「相手の土俵に乗らない」という判断が賢明です。
(今、質問者さんがされている対応だと思います。)
理屈に合わない批判をされた場合、
「自分の正しさ」を主張しないことです。
もし、批判者が「悪の心」を持って質問者さんを攻撃している場合、
「自分の正しさを主張すること」は、エサを食べるようなものです。
エサを食べると、釣り上げられてしまいます。
相手の思うツボです。
その場合、状況がますます「ややこしく」なり、解決からは程遠くなります。
避けた方が賢明です。
文面からすると、ほぼ無いとは思いますが、
もし批判者が、謙遜に「この点を教えて欲しい」ということであれば、
適度な距離を置きつつ、質問者さんのできる範囲で、お答えしたら宜しいと思います。
ご参考にして頂ければ、幸いです。
問題の解決と、質問者さんの心の守りと平安をお祈りしています。
ローマ人への手紙(新約聖書) 3:10-12
「義人はいない。ひとりもいない。悟りのある人はいない。神を求める人はいない。すべての人が迷い出て、みな、ともに無益な者となった。善を行う人はいない。ひとりもいない。」
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