まずお話ししたいことは、自殺を考えてしまうことは、それだけ精一杯生きようとしておられるということだと思います。もしいい加減に生きているならば、適当に人を利用して生きていこうとしますので、自殺は考えません。自殺を考えるあなたは、根が真面目で、精一杯生きていこうと願いながらも、思い通りにいかない現実に困惑しているということだと思うのです。こういう時に大事な選択をしてはいけません。以前もお書きしたように、ぜひすぐに信頼できる人にお話しすることを、強くお勧めします。いのちの電話で、プロにお話しすることもお勧めです。
人は、期待した通りに物事が進まないと、エネルギー不足になって動けなくなります。それが続くと「自分が何で痛み苦しんでいるか」さえも、分からなくなります。方向を見失い、生きることよりも、死ぬ方が「楽に思えてくる」のです。
しかし、はっきりとお話ししなければなりません。ここで死を選ぶと、死んだ後の後悔の方が、今の苦しみより大きくなります。分かって頂きたいのは、決して自殺を選んだ方を批判するつもりはありません。それを選ぶほどの苦しみがあったに違いがないからです。しかし、死んだ後も霊が消えないので、死後ずっと後悔が続くのです。(赦しについては別の場所でお語りします)
自死は、自分を殺すことです。殺人は聖書で認めていません。(戦争や正当防衛については、別の場所でお書きします)
いのちは「与えられたもの」です。与えられた以上、そこには計画があり、目的があります。(創造主は、あなたに期待しています)
それをすべてキャンセルしてしまうと、死んだ後、その計画を知った時には、必ず後悔するのです。
今、自殺を考えるあなたは、現実に直面するエネルギーがないかもしれません。すべてをリセットして楽になりたい、と思われているかもしれません。
しかし、大きなリセットを考える前に、幾つかの小さなリセットを考えてみてはいかがでしょうか。
聖書の中に、エリヤという人物がいます。非常に優秀な人物ですが、大きな仕事をした後、あることをきっかけに、死にたいと考えます。その時、創造主は「食べて飲んで休みなさい」と言われたのです。
もし、あなたが、エネルギーが枯渇していたら、美味しいものを食べたらどうでしょう。「味なんか分からないよ」と言われるかもしれません。もし時間があれば、少し寝てみたらいかがでしょうか。「寝ても悪夢ばかりで、寝ておれない」と言われるかもしれません。
重荷を誰かに話してみたらどうでしょうか。一人でも「あなたの心の奥の苦しみ」を知ってくれる人がいたら、かなり楽になるはずです。
少し、心の奥にエネルギーが溜まってきたら、解決策を進める気力が湧いてくるものです。
一番良いことは、先送りしても良いですから、どこかで今の目の前の問題を直視して、解決することです。今は「そんなことはできない」と思われるかもしれません。でも大丈夫です。何とかなります。「生きていれば」必ず解決はしていきます。
今は、休みましょう。休めない状況でも、半日でも良いから、休みましょう。リセットする方法を考えましょう。自死の前に、他の方法でリセットできる道があるはずです。
それを一緒に模索し、見つけていきましょう。
最後にキリスト教の立場で3つだけ、まとめさせて頂きます。
(少しかみくだいて書きます)
①命は自分のものではなく「与えられたもの」だと言うこと。
②人生はつらいことが多いが、「訓練」であり、「意味がある」ということ。
③死んだ後は、終わりではなく、「霊は永遠に生きる」ということ。
(死んでも苦しみが終わりません。むしろ死後の方が長いのです)
もし、あなたが自死を考えておられる方であるなら、
「苦しみの中にも、必ず道があります。」
それを覚悟して乗り越えることを通じて、あなたは
「他の人が持っていない強さ」を
身につけることができると信じています。
お祈りしています。
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