本日は、「苦しみ」について考えてみます。
苦しみは、誰もが避けたいことです
そして、もし起きてしまったなら、一瞬でも早く解決したい、と考えるはずです。
本当に、苦しみは良いことなのでしょうか?
詩篇119:71
新共同訳「卑しめられたのはわたしのために良いことでした。
わたしはあなたの掟を学ぶようになりました。」
新改訳「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました。」
人間関係の苦しみにしても、 もっと広い人間の普遍的な苦しみ(生きる、老いる、病気、死)
にしても、聖書は、それらは「人生の、掟を学ぶため」に有益だと教えているのです。
人間は、「自己保存の欲求」があります。
ですから、「外からの攻撃」に対しては、 防御本能が働きます。
(それが善意のアドバイスであっても、です。)
「自分を変えること」に、抵抗するのです。
「若い時の苦労(失敗)は、買ってでもしろ。」という言葉があります。
実際、失敗をすると、必死になって解決の努力をします。
周りを変えようとしますが、結局は自分を変え、自分が学ばないと解決しません。
そのあがきの中で、学習し、器を大きくすることができるのです。
若い内に、そのような学習をするならば、「一生の財産」となります。
(年をとってからでも、遅くはありません。経験が多い分、「深い悟り」となります。)
つまり、苦しみは「自分が成長する」ために、「最善の道」なのです。
感情では「避けたい」と思っても、理性的に考えて「行かざるを得ない」なら、
「行くしかない」のです。
【現実を直視し、逃げないこと】
ですから、大事なことは、「現実を直視すること」です。
辛くても、「絶対に外してはいけないもの」ならば、
歯をくいしばっても、進まなければなりません。
(「どうでも良いもの」は、どんどんスルーしたら良いと、個人的には思います。)
全てが、「人生勉強、修行だ」と考えて、乗り越えて行くのです。
(逃げるよりも、前向きに捉えた方が現実的ですし、解決が早いのです。)
聖書にも、「人生は訓練である」と書かれています。
ヘブル12:5-7
「『わが子よ。主の懲らしめを軽んじてはならない。
主はその愛する者を懲らしめ、受け入れるすべての子に、むちを加えられるからである。』
訓練と思って耐え忍びなさい。神はあなたがたを子として扱っておられるのです。父が懲らしめることをしない子がいるでしょうか。」
人生が「訓練である」ならば、厳しいことは「筋トレ」のようなものです。
負荷がかかった分、力がつくのです。
最後に、ではその訓練を受けている時に、
「神はおられる」のでしょうか?
訓練を受けている私を「神はどのように見ておられる」のでしようか。
(それも、人類の普遍的な質問です。)
イザヤ55章です。(1-11の抜粋です。是非本文全体を読まれることをお勧めします。)
【主は、わたしを求めよ、と思っておられる】
「1 ああ。渇いている者はみな、水を求めて出て来い。金のない者も。さあ、穀物を買って食べよ。さあ、金を払わないで、穀物を買い、代価を払わないで、ぶどう酒と乳を買え。
6 主を求めよ。お会いできる間に、近くおられるうちに、呼び求めよ。」
【主の考えは、高過ぎて分からない。しかし必ず実現される、と言われている】
「8 わたしの思いは、あなたがたの思いと異なり、わたしの道は、あなたがたの道と異なるからだ。―主の御告げ―
11 そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる。」
神様は、あなたをいつも見ておられます。見て下さっています。
特に、苦しい時には、尚更です。
その神様の心は、「親心」です。
「たましいの成長をして欲しい」と願う、「親の心」です。
私たちが、アリのように、地面しか見えなくても、
創造主は、遥か高いところから、あなたを見ておられ、助けの手を伸ばしておられるのです。
そして、、、
【主】はいつも、そのことを「訴えておられる」のです。
私たちは、寿命を終え、いつかはあちらの世界に行きます。
その時に持っていける財産は、愛とか人格と言った「見えないもの」です。
「苦しみ」は、そのような財産を得る、「最善の方法」であると、
「聖書」は言います。
もし、それを知るならば、
「苦しみ」を別な視点で見ることができるのではないでしょうか。
祝福をお祈りしています。
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