「30代男性です。職場の同僚で、何かにつけて反発してくる人がいます。その原因のの一つは、私が失敗をしてその人に迷惑をかけたことだと思いますが、それ以降嫌われたようで、何かにつけて刺がある対応をしてくるのです。同じ職場でもありますし、何とか良い関係に修復したいとは思いますが、休み明けの月曜日朝が憂鬱です。どうしたら良いでしょうか。アドバイスをお願いします。」
ご質問をありがとうございました。
月曜日朝が憂鬱なのですね。
狭い職場では、(考え方が違う人間同士)いろいろな人間関係や問題が起こります。
同僚は、無視することのできない関係ですので、この状態はお辛いことでしょう。
修復を願っておられる質問者さんですから、きっと良い方向に向かっていくと信じています。(お祈りします)
今回も3つのことを一緒に考えながら、質問者さんの課題を一緒に考えていきたいと思います。
今回の3つの点は、
①人の考え方を変えることはできないので、基本は現状を「受け入れること」。
②反省すべきことがあれば、「反省すること」。
③尊厳性を失う考え方はしないこと。「自分の尊厳性を保つこと」。
それでは、一緒に考えていきましょう。
①人の考え方を変えることはできないので、基本は現状を「受け入れること」。
旧約聖書の、ソロモン王は、伝道者の書の中で、実に深いことを語っています。
伝道者の書(旧約聖書)
7:20 この地上には、善を行い、罪を犯さない正しい人はひとりもいないから。
7:21 人の語ることばにいちいち心を留めてはならない。あなたのしもべがあなたをのろうのを聞かないためだ。
7:22 あなた自身も他人を何度ものろったことを知っているからだ。
ソロモンは「人の言葉をいちいち心に留めないように」と言っています。
その理由は、「あなた自身も、簡単に人を呪う(批判する)存在だから」
自分自身が、何度も「人を呪う」ことを自覚したならば、
人が「自分を呪う」ような言動をしても、「仕方がない」と思うのです。(そうでなければ、フェアー(平等)ではないです)
ですから、「批判されても仕方がない」と受け止めるしかないのです。(辛いことですが、これは事実です)
しかし質問者さんを「嫌っている」同僚の方にも、何かしらの「課題」があるように思えます。
私のブログで、何度も書いていますが、
批判する時には、(特に感情的に批判する人には)
「その人自身のコンプレックス(整理できていない感情)によって」、批判している場合が多いのです。
つまり、「質問者さんの失敗」や「振る舞い」は、
「ボタン」なのです。
ボタンを押してしまう「同僚の方の心」に、何かしらの「原因」がある場合が多いのです。
私の昔の知り合いの女性は、
「女性が恥ずかしげもなく、大食いをしていると、ものすごく腹が立った。」と言っていました。
その人は自分を冷静に分析していたので、
「私がたくさん食べたいのをいつも我慢していたから、本能(衝動)に任せて行動する同性が許せなかった」と言っていたのです。
腹が立つ時には、自分の中の「コンプレックス(押し込まれた感情)」がうずいていることが多いのです。
「許せない」という感情を持っている人でも、
自分の感情(こころ)が「整理されている人」ならば、あまり過激になりません。
なぜなら、お互い様(自分だって失敗する)と知っているので、人を攻撃できなくなるのです。
しかし自分の感情が整理されていないと、
「許せない行動を取った人」を徹底的に攻撃します。(表面は、穏やかな仮面をかぶっていたとしても、心の中では、しっかりと攻撃をします)
自分(のこころ)が見えていないので、二つのものさしでも平気なのです。
(人は批判するが、自分は批判しないという、二つのものさしです)
感情的に批判することは、
冷静に分析すると「自分が許さないこと」を「正当化」する行為でもあります。
(自分は間違っていない、間違えたくないという、偶像(虚像)に立った歪んだ考え方です)
ですから「批判し続けること」は、「その人自身の課題(問題)」と言えるのです。
そのため、それに過剰に反応することは「相応しく」ありません。
むしろ、いままで質問者さんがしてきたように
上手に「さらっと」受け流していくことが、大事なのです。
人の心は変えられません。
人の批判も変えられません。
それを受け入れて、対処していくことが一番相応しいことなのです。
②反省すべきことがあれば、「反省すること」。
しかし、反省すべきところは、反省していかなければなりません。
先ほどの伝道者の書に
7:14 順境の日には喜び、逆境の日には反省せよ。これもあれも神のなさること。それは後の事を人にわからせないためである。
とあります。
人間は自己中心にできていますから、すべて自分の思い通りに進むと「これでいいのだ」と思い込んでしまいます。
しかし逆境が起こると「何が問題だったのか」と反省します。(神様の与えられた時です)
そのことによって、自分の言動をもう一度確認し、自分自身を吟味することができるのです。(そのことによって、思慮深い大人へと成長できます)
③尊厳性を失う考え方はしないこと。「自分の尊厳性を保つこと」。
反省した後は、「割り切ること」も大切です。
クリスチャンであれば、悔い改めた後には、それ以降「以前の罪」を何度も思い出して「責めること」は、してはいけないという意味となります。
「神様が赦して下さった自分」を、更に責める(裁く)ことは、してはいけない行為です。(神様の赦しを無視することになりますから)
以前、クレーマーに対処する方法について書かせて頂きましたが、
謝罪は「全面的な謝罪」ではなく、「部分的な謝罪」に限定すべきです。
「あなた自身の失敗(行為)」は謝罪しても、
「あなた自身の尊厳(存在)」までも否定してはいけません。
あなたは、仕事上で良いこともたくさんしてきたはずです。
それをすべて否定するような言動は、おかしなことです。
「失敗」した部分は、素直に謝罪しても、
「それ以外」で卑屈になることは気を付けるべきです。
あなたは頑張っています。
努力をされています。(ですよね)
それは「正当」に評価すべき点です。
それを色眼鏡で「けなす行為」をする人がいたならば、「おかしなこと」なのです。
時に、人は自分を正しく評価してくれない場合があります。
しかしこの時が「踏ん張りどころ」です。
隠れたところでした、あなたの努力を「神様」は見て下さっています。
そして何人かの会社の同僚も、それを見ておられると思うのです。
あなたを評価してくれる人は必ずいる筈です。
ですから、投げやりにならず、コツコツとすべきことをしていくのです。
月曜の朝は、そんな気持ちで職場に入って行けたらいいですね。
①人の言葉は、過剰に気にしない。
②反省すべきことは反省する
③自分の尊厳はしっかりと守る。
「あなたの尊厳」を守るのは、「あなたの考え方」にかかっています。
ぜひこの一週間、そのことを意識してください。
あなたは価値があり、大切な存在です。
神様はそう見て下さっていますし、あなた自身もそれを受けとめて生きる時に
「素晴らしい一週間」となるはずです。
祝福をお祈りしています。
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