「愛は結びの帯として、完全である」
「愛はすべての咎を覆う」
これらの言葉は、聖書の言葉です。
今日は、「愛を動機として見る」ものの見方と
「批判や憎しみを動機として見る」ものの見方の違いを、考えていきたいと思います。
そして、「愛を動機」したならば、何が見えてくるか。
「心穏やかに生活できるのか」を確認していきます。
(私たちが無意識にしていることです)
それでは、しばらくお付き合い下さい。
私たちには、それぞれ「いろいろな個性」が与えられています。
その個性の、「肯定的な面」を見るか、「否定的な面」を見るかで、
相手への評価が180度、変わってきます。
「コインの表と裏」のような関係です。
物事を早く判断できる人は、「せっかち」と言われることがあります。
ゆっくり慎重に考える人は、「遅い、のろま」と言われることもあります。
自分が下した「その評価」によって、(表を見るか裏側を見るかによって)
相手に対しての、言葉も態度も変わるのです。
いつも「裏ばかり見ている人」は、「表を見ること」に苦労をします。
あいつはいつもダメなんだ・・・
またやったな・・・
やっぱり失敗した、どうしようもない奴だ・・・
しかし「他人の裏側」ばかりを見ていると、結局自分に返ってみます。
つまり「自分の裏側」に、ますます目が行くようになります。
(経験があると思います。自分のものさしと、相手のものさしは繋がっているのです。)
すると、
どうせ私はダメ・・・
またやってしまった・・・
やっぱり失敗した、どうしようもない奴だ・・・
そんな風に考えてしまいます。
(心の中の自然なパターンです。)
しかし、人間には「心の防衛反応」がありますから、
そう考えた(失敗の)理由を「自分以外に」見つけようとします。
だから、
あいつのせいで、こうなったんだ。
親が悪いのだ。
環境が悪いのだ。
と、責任を転嫁したくなるのです。
「あいつが悪いのは、あいつのせい」
「自分が失敗するのは、○○のせい」
そう考えて、「心を落ち着かせて」いることが多いのです。
・・・しかし本当の問題解決は、もっと別なところにあるのです。
もっと本質的な「根っこの部分」です。
それは「自分の考え方」です。
イエス様の言葉です。
ルカによる福音書(新約聖書)6:37-38
「さばいてはいけません。そうすれば、自分もさばかれません。人を罪に定めてはいけません。そうすれば、自分も罪に定められません。赦しなさい。そうすれば、自分も赦されます。
与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。」
「人を裁かない」と、自分も裁かれなくなります。
「人を罪に定めない」と、自分も罪に定められません。
「人に与える」と、自分も与えてもらえます。
(自分のものさしと相手のものさしは繋がっているのです。)
ですから、ここに「訓練がある」のです。
「コインの裏を見えた時」に、「あえて、表を見る」訓練です。
「愛の訓練」です。
「愛すること」の訓練なのです。
自分は、そんな風に見ることは、絶対にできない・・・
私はそんな人間ではない・・・・
私は変われない・・・
でも考えてみてください。
(ここから、再び説得に入ります。)
自分を受け入れた方が、「穏やかな、気分の良い生活」ができます。
(理想の完璧な自分ではなく、失敗をも含めて、出来ないそのままの自分です。)
あなたはきっと「あなたを認め、受け入れてくれる人」が好きなはずです。
しかし「人があなたを」受け入れるよりも、「あなたがあなた」を受け入れる方が、
可能性はすっと高いのです。(そして達成が簡単です。)
人に対しての見方も、同じです。
人には必ず問題点があります。(問題点を無視するようにと言っているのではありません)
その問題点の反対側、「表側」を見るようにすると、人間関係が確実に変わります。
今まで問題点ばかりを見ていたのが、
良い点を踏まえて(良い点を押さえながら)話をすることができると、
会話のポイントが変わるのです。
「お前はダメだ。いつもダメだ。」
と思って、言葉を出すよりも、
「こんな良い点があるのに、ここがルーズだから失敗してしまう。もったいない。」
と思って言った方が、相手も聞きやすくなるのです。
(これは、失敗を無視するという意味ではありません。失敗の事実を受け入れ、受け入れた後、適切に対応するという前提です・・)
私は、会話のテクニックを話しているのではありません。
表面的なスキルを語っているのではないのです。
「ものの見方」の話です。
「コインの表(良い面)」を重視して生きると、
他人にも穏やかに接することができ、
自分自身をも穏やかに見つめることができるのです。
(幸せと、満足を感じる「ものの見方」です。)
これが「愛の訓練」なのです。
あなたも、愛する訓練をしてみませんか?
前向きに楽しく生きるためには、
心の中に、「良いものを入れる」か、「悪いものを入れる」かを選ぶことが大切です。
(物事には「原因」があって「結果」があるからです。)
相手の中の「あなたが、受け入れられないもの」を、受け入れ、
「批判したくなるもの」を、許し認めていく・・・愛の訓練です。
(「良いもの」をあえて選んで、心の中に入れる訓練です。)
コインには「裏だけ」ではなく、「表(良い面)」があることをいつも覚えておいてください。
そう考えて、対人関係や問題を見るだけでも、
今まで気がつかなかったものが、確実に見えてくるはずです。
最後に、重要なことをもう一度確認して終えます。
あなた自身の「コインの表側(良い面)」も、いつも意識していきましょう。
「人があなたを受け入れる」よりも、
「あなたがあなた自身を受け入れる」方が、
何百倍も重要なことなのですから。
「愛を動機」として、自分を見ていきましょう。
「愛は結びの帯として、完全である」(コロサイ3:14)
「愛はすべての咎を覆う」(箴言10:12)
ここまで読んで下さった、あなたの上に
素晴らしい祝福がありますように、
お祈りしています。
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