コロナの状況下で、私たちはストレスに満ちた生活を送っています。
自粛自粛…と感染予防のためあらゆることに気を使い、気軽に人に会うこともままならない状況です。
ステレスが続くと、人の心はトゲトゲしくなります。余裕がなくなるので、人に優しくなれなくなります。
あなたは、今一体どんな状況なのでしょうか。その苦しみは物質的なことですか。精神的なことですか。
余裕がある時には、耐えられたことも、余裕がなくなると死活問題になります。ちょうど、人から押された時、崖の縁(端)に立っていたなら「殺すのか!」と叫んでしまうようなものです。広い野原の真ん中なら、何の問題もないことでも、崖っぷちでは感情的になり、相手のことを配慮できない言動になってしまいます。
苦しみを感じているあなたは、今どこに立っているのでしょうか。
自分のことを考える時、他の方の人生を思い巡らすと、自分が客観的に見れます。
そう言った意味でも、今日一人の人物を紹介したいと思います。
今日紹介したい人は、ダビデです。
有名なミケランジェロのダビデ像のモデルになった人物です。
彼は、王様になると言われながら、約10年以上も不遇の時を経験しました。20代から30代の時期に、前王サウルに誤解と嫉妬によって殺されそうになり、サウル王の死後も数年間、さらに思い通りにならない月日を過ごしました。
聖書の詩篇30篇には、ダビデの詩が載せられています。
この詩には、ダビデの体験が書かれています。
「病気→健康」
「滅び→いのち」
「御怒り(裁き)→恩寵」
「夕暮れ→朝明け」
「涙→喜び」
「嘆き→踊り」
「沈黙→喜びの賛美」
「順境と逆境」
ダビデの人生は「山あり谷あり」だったと言えます。
健康傲慢という言葉があります。ダビデは自分が順境だった時、自分の力で何でもできると過信していました。
健康であることは、神様の恵みですが、しかしそれを当たり前だと思うと、傲慢になります。
「死に至るような病気」になった時、ダビデは神が「御顔を隠された」と感じました。彼は「意気消沈」して「恐怖を感じ」ました。
プラスからマイナスになった時、「恐怖を感じ」神に叫び求め、マイナスからプラスになった時、感謝と喜びがわき上がったのです。
この詩編30篇の最後でダビデは、
「マイナス(苦しみ)を体験した」のは、
人生を導く神様を「ほめたたえる」ため、
いつでもどんな時でも神様に「感謝を捧げる」ため、
「マイナスを体験した」と結論づけています。
あなたは、今どのような「マイナス」を通っていますか。
その「マイナスの先」のプラスは、どのようなものだと思いますか。
このままでは終わらないと考えてみてください。
苦しみには「必ず終わりの時」がやってきます。
「大きな苦しみの中」だとしても、
「小さなマイナス」と「小さなプラス」が並んでいることも事実です。
私たちの人生は、必ず「上がったり下がったり」して進むのです。
そして「下り」が大きい分、「上り」も大きいのです。
「下り」の後は必ず「上り」があると考えて、今を備えましょう。
「下り」でなければ、学べないことがあると受け取りましょう。
もし苦しいことが、長く続いているならば、
神様は「本気で」あなたをつくり変え、引き上げようとしておられるのだと考えてみてください。
きっと、見る視点が変えられ、崖っぷちが、「次の山に登る尾根」
つまり「ここから新たなステージに向かう上り階段」だと思えるかもしれないのです。
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