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コロナ禍で、再放送された番組の一つに、「JIN-仁-」がある。
詳細や感想は他に譲るが、
その中の有名な台詞に、「神は『乗り越えられる試練』しか与えない」というものがある。
絶望的な状況下で、主人公が、何度も握った言葉だ。
疫病や不条理な苦しみの中で、希望と生きる力が与えられた言葉だった。
世界のベストセラーである聖書の中に、同じ意味の言葉がある。(多分、こちらがオリジナル)
仁のストーリーをリスペクトしつつ、取り上げてみたい。
「試練と同時に脱出の道がある」
これを書いた聖書の人物は、使徒パウロだ。彼はもともとユダヤ教徒のエリートだったが、イエス様に出会ったことを通じて熱心なクリスチャンになった。その働きが強烈だったために、一部の保守的ユダヤ教徒や反対する者たちから、ひどい迫害を受けた。
石打ち、投獄、幽閉だけでなく、精神的にも何度も追い詰められた。
しかし彼は、経験によって、「神は乗り越えられない試練を与えられない」「試練と同時に脱出の道が与えられる」と確信したのである。
【新改訳聖書】
Ⅰコリ 10:13 あなたがたの会った試練はみな人の知らないものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。
せっかくこのブログを読んで下さっているのだから、
同じパウロが語った言葉をもう一つ。
「すべてのことが、相働いて益となる(マイナスもプラスになる)」も紹介したい。
「災い転じて福となる」に近い言葉だ。
これもパウロの経験からの言葉である。だから迫力がある。
原文の大意は、こうだ。
「神様を愛し、神様に選ばれているなら、その大きな力で、マイナスだってプラスに変えて頂ける」
【口語訳】
ロマ 8:28 神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。
これも力強い言葉だ。
苦しみの中では、私たちは普通、原因を否定的に考えてしまうことは多い。「あれも良くなかった」「あれさえ無ければこんなことにはならないのに・・・」
自分や他人の失敗を掘り起こして、ぐちぐちと呟いてしまう。
(反省は大事だが、過剰な内省は心を壊すことがある)
しかし神は、そんな失敗の原因も「凄まじい力」で、ひっくり返すことができるお方なのだ。
これを、使徒パウロは、人生の事実として受け止めた。
そして未来も、そのようになると信じたのである。
苦しみの中にあって、「神はマイナスさえプラスに変えられる」と考えること(信じること)ができる人は、そこから最善を進むことができるのである。
「神様の与えて下さる言葉」は、人生が変わる言葉となるのだ。
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