今回6回目は、解決策その3です。
「同じ目標を定めて、仕事をする」を一緒に考えたいと思います。
裏返せば「相手と対決しない」ということになります。
人間は、防衛本能がありますから、「攻撃されている」と感じると、基本的に「心を閉ざし」ます。
そして相手に「攻撃をし返し」ます。
これは、解決のためには、絶対に避けたいポイントです。
(色々な揉め事に適応できます)
今回は、「同じ目標を定めるコツ」を一緒に考えていきます。
今までの概略です。
後輩Bさんが「いつも嘘をつく」という課題を、質問者さんと一緒に考えてきました。
第1回目は「嘘をつくメリット」、第2、3回目は「嘘を正当化する心理」を分析しました。
第4回目からは、解決策を取り上げました。
先回5回目は、今後の戦略(方針)として、
Bさんの「嘘をつく考え方」を「使えないもの」として「諦めて貰う」
ことを確認しました。
今回最初に取り上げることは、第4回目に触れた、
「事実を事実として受け止めることが、一番良い方法である」
の続きとなります。
それでは始めます。
例えば、Bさんの、ある「ミス」によって「トラブル」が発生したとします。
例えば「配送数」を記入し間違えたとします。
きっとBさんは、「言い訳」を言うでしょう。
この時の対応を考えてみたいと思います。
「Bさんを責める」か「解決策を一緒に考える」かです。
ミスはミスとして、指摘をすることは、大切です。
(問題点を明確にしなければ、対処ができませんので)
しかし、人間は「ミスする存在」であり、
「失敗にどう対処するか」で、その人の力量(人間性)が問われるのだ、、、
もし、このことを意識して問題に対処するならば、
「責めるエネルギー」よりも「対処にエネルギー」を使った方が、
数段能率的だと判ります。
大事なことは、
問題が発生した時には、
「事実を事実として受け止める」ことが、
最も良い考え方であり、
「嘘をついて」「ゴマかす」ことは、何の役にも立たない、
むしろ「邪魔になる考え方」であることを、
Bさんに「体験的」に「判って貰う」ことです。
そのために、質問者さんは、
冷静である必要があります。
そして、Bさんと対決姿勢になりそうな時、
瞬時に「共通の目標」を定めるのです。
時には、共通の敵を定めることもあるでしょう。
(敵の敵は味方、と言う言葉もあるくらいですから、、、しかし敢えて敵をつくる必要はありませんが)
大切なことは、質問者さんが「Bさんの味方」にいつも立つことです。
失敗や落ち度が、明らかにBさんにあったとしても、
「解決のポイントを共有」して、「一緒に解決する姿勢」を貫くのです。
ある人が失敗をしました。
二人の上司がいます。
上司Gさんは、いつも徹底的に部下を責めてきました。
しかし別の上司Lさんは、問題点を指摘しながらも、一緒に解決策を考えてくれました。
その部下は、どちらの上司の言葉を聞きたいと思いますか?
当然、Lさんですよね。
上司Lさんのような対応をすれば、
問題が起き、解決する度に、上司と部下の信頼関係は深まっていきます。
しかし、上司Gさんのように責め続けたならば、問題が起きる度に、部下は上司が嫌いになります。
質問者さん、
トラブルが起きた時は、実は「最大のチャンス」なのです。
トラブルで、問題の「原因」を明確にし、
「一緒に解決」していくならば、
トラブルの解決だけでなく、Bさんの「嘘をつく悪い癖」も
正されていくと、信じています。
トラブル解決に「ゴマカシ」は「御法度」です。
(邪魔な考えです)
そのことを、Bさんに判って頂き、Bさんの「悪い癖」を、自分から悟って「捨てて貰う」のです。
質問者さんの役割は、
「事実を事実として冷静に指摘していくこと」
Bさんを「精神的にサポートすること」です。
この立場をいつも意識して下さい。
そのために、「共通の目標を定める」という視点は、極めて大切です。
愛情を持ちつつ、
時には冷徹に事実を指摘し、
仲間(チーム)として共通問題を解決する。
この視点を持って対応するならば、
良い方向に向かっていけると信じています。
祝福をお祈りしています。
箴言(旧約聖書)
15:22密議をこらさなければ、計画は破れ、多くの助言者によって、成功する。
11:14 指導がないことによって民は倒れ、多くの助言者によって救いを得る。
24:6あなたはすぐれた指揮のもとに戦いを交え、多くの助言者によって勝利を得る。
(是非良いアドバイザーになることをチャレンジしてみて下さい)
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