今回は、対応策を考えていきます。お答えは、これで最後となります。
質問者さんのお友だちのような方と関わる場合、
「積極的に関わる」のか、
「距離をあける」のかで、まったく対応が変わってきます。
会社のチームだったり、家族ならば、
積極的に関わることが求められます。
しかし、質問者さんの文章を読むと、「上手に距離を置きたい」と思われているように感じます。
(もし、ご友人のことが好きで、彼女のために積極的に関わりたいと思われるなら、私の以前の職場関係の記事を参考にして下さい。)
今回は、バウンダリー(境界線、領域)という概念を用いて、
「上手な距離のあけ方」について考えます。
関係を切ることなく、「距離を置くため」の基本的な考え方をまとめてみます。
しばらくお付き合い下さい。
質問者さんにお聞きしますが、
「他人の目は、気になりますか?」
「人から、認めて貰わないと、居心地が悪いですか?」
「人に依存しやすいですか?」
境界線(バウンダリー)を明確にし、自分の領域を守ろうとすると、
どれだけ配慮をしても「人からの反発」を受けることがあります。
もし、それを恐れていると「相手に合わせるだけで、何も言えない」ということになってしまいます。
そのような関係で良い、と思われるならば、
参考程度に読んでおいて下さい。
しかし、今までの関係を「少しでも変えたい」と思われるならば、
今からお伝えする中のいくつかを「活用」してみて下さい。
(今から書くことは、100パーセント完璧にはできません。状況に合わせて利用して下さい。)
境界線(バウンダリー)という概念は、
「自分の庭の、花を手入れする」ようなものです。
本来は手入れは、自分がするものです。
そして隣の人も庭を持っています。(説明のための例えです。)
近くに行けば、見えますから、住人の許可を取れば、入って隣人の花を見ることができます。
「手入れのお手伝い」もできるのです。
しかしバウンダリーの概念ができていない人は、
人の庭に「勝手に入る」のです。
知らない内に入って、自分の権利のように、勝手に人の庭をいじってしまいます。
それを当たり前と考えています。
逆に、本来自分で手入れをしないといけない「自分の庭」を、
「人に手入れさせようと」します。
そのために、無意識に相手を操作しようとするのです。
自分の領域(庭)に、勝手に侵入されても、
「文句を言わない」と、相手は勝手に「許可を受けた、と誤解」をします。
それが日常になると、
「当たり前のように」侵入して来ます。
ですから「入らないで欲しい」としっかりと意思表示をしなければなりません。
大体のバウンダリーの概念をイメージできましたか?
大事なポイントは、無理をしない、です。
嫌なものは、嫌と意思表示をするのです。
もしお友だちが、質問者さんのことを大切にしているなら、
質問者さんが「嫌だ」と言うことは避けてくれるはずです。
その言い方は知恵が必要です。
我慢していることを、そのまま感情に任せてぶつけると、
相手は「攻撃された」と思ってしまいます。
ですから、「私ことば」を使うのです。
「自分は、こう思う」「私は、〇〇されるとこう感じる」という言い方を意図的にします。
人は、心を開いて自分の感情を語る人を「基本的に受け止めて」くれます。
(そのため、攻撃していないことを、十分に伝える必要があります。)
思い出して下さい。
ご友人から頼まれたことで、「やっても良い」と思ったこと、「嫌だ」と思ったことを。
もしその中で、友人が「自分で手入れをすべきこと」を質問者さんに依頼や強制をしてきたことがあったなら、
今後は「やんわりとお断り」するのです。
質問者さんができることで、「してあげても良い」と思うことなら、しても良いですが、
バウンダリーは考慮する必要があります。
依存されて嬉しいと言う「共依存の関係」もあります。
お互いに依存しあうという「甘えの関係」です。
「長い目でお二人の関係」を考えると、共依存は避けた方が良いでしょう。
「適度な距離を置く」ために、
①お互いの庭を、それぞれ自分で育てるという「バウンダリーの概念」を意識します。
②自分の感情で、「したくない」と思うことは、
「私ことば」で、お断りします。
③「助けて欲しい」と頼まれたことで、「してあげたい」と思うことは、
余力を持って対応します。
(ギリギリや強制を感じたら、お断りをするのです。)
この知恵は、どんな友人関係にも適応できますが、
特に、「自分が正しいと思い込んでいる人」
「手伝うのは当然という態度で接してくる人」
「相手をコントロールするように、主張してくる人」には、
有益です。
参考にして下さい。
祝福をお祈りしています。
ローマ人への手紙(新約聖書)12:18
「 あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。」
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