今回は、「自分のすべきこと」から逃げてしまう(Jさんの)心理と、その方に、バウンダリー (境界線)を保ちつつ、どのように関わったら良いかを考察します。
以前も他の箇所でお話ししましたが、「逃げる人」は逃げ切れると思い込んでいる人です。
(「逃げ切れるだろう」と希望的観測で、問題を先送りする人です。)
しかし皆さんもご存知のように、普通は「逃げれば逃げるほど、対処が遅れ」、
結果「問題が更に大きく」なります。
重要な問題は、「早めの対処」がベストなのです。
(実際に動かなくても、対処を「覚悟すること」は、瞬時にすべきことです。)
今回のポイントも、いつものように
①目的論、②課題の分離、③励まし、の3点で考えていきます。
しばらくお付き合い下さい。
①目的論
いつもの確認ですが、問題の解決は「未来思考」です。
過去の原因は、認めつつも、「過去の原因」と決裂して、
「未来の目的」に注目することが、最善の方法です。
イエス様が、生まれつきの盲人を見て、
「神のわざが現れるため」と言われ、「未来の目的」で考えたようにです。
(弟子たちは、「過去の原因」に注目しました。.....少し前に触れたブログをご参照下さい。)
しかし問題を直視し、「未来に目を向ける」には、ある程度の「覚悟」が必要です。
以前読んだ本で、
「無理せず、努力する方法」をまとめた「ハウツー本」がありました。
そのポイントは、「知性化」でした。
aいくら「感情」でやる気が起こらなくても、
bやるべきことを「リストアップ」して、
c「締切をはっきり記し」、
dもし「やらなかった場合のリスク」を考える、ならば、
人は「努力しなくても」「必死にやる」ようになるという内容でした。
(確かにそうだと思います。)
ですから、その方(Jさん)は、もしご自身の先送りの悪癖を解決したいと願うなら、
「未来思考」で考えるために、
「未来の解決」を目的として、
すべきことを(紙に書き出すなりして)、リストアップする必要があります。
②課題の分離
しかし、いつもここに書いているように、その気になるかどうかは、「本人次第」なのです。
リストアップすることも、覚悟を決めることも、「本人がしなければ」なりません。
この境界線(バウンダリー )は、誰も犯せない(侵入できない)領域なのです。
逆に言えば、「逃げてしまう人の心理」は、
「自分の責任」から逃げている、、、
つまり「自分のすべきこと、領域」をごまかして生きているのです。
そして、「逃げ続けた結果の恐ろしさ」を
見ないようにしているのです。
「自分の課題」を分離するためには、
「自分のすべきこと」の「最低限はする」ことが不可欠です。
それをする、、、「生き残るため」に、
それをしないと「死んでしまう」というぐらいの「危機感」が必要です。
その方が、「未来思考」で「解決の目的(目標)」を立てていけますように。
「課題を分離」して、自分のことは「自分の責任」でしなけれならない、と覚悟することができますように。
-----それらことをお祈りします。
③励まし(最後にこのポイントです)
Jさんのような方と、内面的な話をすると、
ほぼ100パーセント、泣き言と言い訳が返ってきます。
しかし、「その感情」に負けてはいけません。
その方が、問題を解決して「楽になる」には、
「理性的」に「事実を受け入れる」しかないからです。
もし質問者さんが、Jさんに「良い関わり」をしたいと考えるならば、
お話しを聞きつつも、
「目的論」に立って、「未来思考」で、
目的(目標)を整理する方向で、「励まして」いかれることです。
しかし「深追い」は厳禁です。
本人の責任(バウンダリー )に入ってはいけません。
そういう方は、いつも「誰かのせい」にしようと、
虎視眈々と「チャンス」を狙っていることが多いですから、
その策略に「乗っては」いけないのです。
(質問者さんが深追いをすると、言い訳を正当化する材料を与えることになります。)
クリスチャンである私は、
神様とお付き合いする中で、いつも気がつかされることがあります。
それは、
神様は、助けて下さいますが、最後には、
「あなたはどうしたいのか」と質問されるのです。
神様に、「言われるから」するのではなく、
「自分の意志」で実行することを、神ご自身が願っておられるのだと思います。
神様もバウンダリー を大切にしておられるのです。
(そのように、神様は人間を造られたのです。ロボットではなく、自分の意思[意志]を持った存在として)
イエス様の有名な言葉を再掲します。
求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。(マタイ7:7)
Ask and it will be given to you; seek and you will find; knock and thedoor will be opened to you. (Matthew 7:7)
神様は、求める者(原語は、求め続ける者)に、与えられるのです。
Jさんが、ご自分の課題(目標)を明確にし、
質問者さんも、バウンダリー を保ちつつ、
良い関わりができますように、
祝福をお祈りしています。
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