人生相談〜聖書、イエス様を信じる立場から

世界のベストセラー聖書の価値観から、生きるを考えます!(モノの見方が変わると、とても楽になります)

職場に「思い込みの強い」同僚がいます。***お答えその5

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今回は、③「利益を得ようとする人」の心理、の中で、

a「自分の打算で生きる人」について考えていきます。

しばらくお付き合い下さい。

 

先回、人間は「自分の価値観(理性や感情)」によって、

「何を見るか」を無意識に「選んでいる」ことに触れました。

 

「傍目八目(おかめはちもく)」という言葉があります。

碁で当事者よりも、横で見ている人の方がより客観的に見れる。(8目分ハンディをつける程)という意味です。

必死になっていると、一点に集中し過ぎて、相手のことが見えなくなるのです。

自分のことばかり見てしまって、「相手の立場で考えられない」のです。

 

「相手の立場で考えられない」つまり「相手の戦略が分からない」と戦いでは負けてしまいます。

クリスチャンで将棋棋士の加藤一二三さんは、対局中に相手が席を外した時、よく相手の側に立って盤面を見たと言います。そうすると「思いがけない手を思いつく」と言うのです。

いわゆる「伝家の宝刀、ひふみんアイ」です。

 

何を申したいかというと、「相手の立場に立って」考えられる人は、

「戦いに勝利しやすい」(問題解決をしやすい)のです。

反対に「自分のことしか」考えられない人は、

「負けてしまう」(問題を解決できない)のです。

 

質問者さんの職場におられる「Cさん」は、

きっと「自分のことしか」考えていない人ではないでしょうか。

 

「自分の打算(利益)」だけを考えているので、

「他の人の利益」に気がつかないのです。

見えていても「見ようとしない」ので、

びっくりするような「自己中心的な発言」ができるのです。

 

それは、「他人の利益は関係がない」「自分の利益だけが通ればいい」

と思っているからです。

 

心理学では、

「自己中心性のバイヤス(偏り)」、と言います。

この偏りを持っていると、

「相手のことが分からない(他者への共感不全)」

「内省ができない」

と言います。

 

強い偏りを持っている人は、説得しても変わりません。

「自分の利益」にしか意識がいかないので、

他をすべてを無視できるのです。

 

次回、③「利益を得ようとする人」の心理、

b「自己中心のプライド」について考えていきます。

 

祝福をお祈りしています。

 

箴言(旧約聖書)

26:11口語訳
犬が帰って来てその吐いた物を食べるように、
愚かな者はその愚かさをくり返す。

As a dog returns to its vomit,
so fools repeat their folly.
(Proverbs 26.11)

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