今回は、③「利益を得ようとする人」の心理、の中で、
a「自分の打算で生きる人」について考えていきます。
しばらくお付き合い下さい。
先回、人間は「自分の価値観(理性や感情)」によって、
「何を見るか」を無意識に「選んでいる」ことに触れました。
「傍目八目(おかめはちもく)」という言葉があります。
碁で当事者よりも、横で見ている人の方がより客観的に見れる。(8目分ハンディをつける程)という意味です。
必死になっていると、一点に集中し過ぎて、相手のことが見えなくなるのです。
自分のことばかり見てしまって、「相手の立場で考えられない」のです。
「相手の立場で考えられない」つまり「相手の戦略が分からない」と戦いでは負けてしまいます。
クリスチャンで将棋棋士の加藤一二三さんは、対局中に相手が席を外した時、よく相手の側に立って盤面を見たと言います。そうすると「思いがけない手を思いつく」と言うのです。
いわゆる「伝家の宝刀、ひふみんアイ」です。
何を申したいかというと、「相手の立場に立って」考えられる人は、
「戦いに勝利しやすい」(問題解決をしやすい)のです。
反対に「自分のことしか」考えられない人は、
「負けてしまう」(問題を解決できない)のです。
質問者さんの職場におられる「Cさん」は、
きっと「自分のことしか」考えていない人ではないでしょうか。
「自分の打算(利益)」だけを考えているので、
「他の人の利益」に気がつかないのです。
見えていても「見ようとしない」ので、
びっくりするような「自己中心的な発言」ができるのです。
それは、「他人の利益は関係がない」「自分の利益だけが通ればいい」
と思っているからです。
心理学では、
「自己中心性のバイヤス(偏り)」、と言います。
この偏りを持っていると、
「相手のことが分からない(他者への共感不全)」
「内省ができない」
と言います。
強い偏りを持っている人は、説得しても変わりません。
「自分の利益」にしか意識がいかないので、
他をすべてを無視できるのです。
次回、③「利益を得ようとする人」の心理、
b「自己中心のプライド」について考えていきます。
祝福をお祈りしています。
箴言(旧約聖書)
26:11口語訳
犬が帰って来てその吐いた物を食べるように、
愚かな者はその愚かさをくり返す。
As a dog returns to its vomit,
so fools repeat their folly.
(Proverbs 26.11)
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