新年度になって、質問者さんはすべきことが多くなり、失敗してしまうとその都度自分を責めてしまい、苦しい状況になっているということでした。
今までは、その1で「A、うつのメカニズムを知る。」
その2で「B、立てる目標の高さを下げる。」
(達成感を体験し、元気になる)
を共に考えてきました。
今回は、「C、やるべきことの一割でも二割でもやり続ける。」
を考えたいと思います。
しばらくお付き合い下さい。
しかし、先回もお書きしましたが、
まず最初に・・・もし今現在、「まったく力がわかない状況」だとするならば、
「休息すること」を第一優先にして下さい。
「大事なこと(人生を左右するようなこと)」は、
「調子が悪い時には決断してはいけない」という鉄則があります。
(このことは覚えておいて下さい。)
「調子が悪い時」には、すべて「先送り」したら良いのです。
むしろ「先送り」に「しなければ」なりません。(心療内科に行って診断書を書いてもらったならば、学校でも仕事でも堂々と休むことができます。もし非常事態ならばそのことも検討して良いと思います。)
今後、元気になったら、その時には「一番良い判断」ができますから、
「心が疲れている時」には、「ひたすら休息」を重視して下さい。
一日中、寝ていたって良いのです。
とにかく「エネルギー」を少しでも回復するのです。
「おいしいもの」を食べ、「楽しいこと」を考えて、
ひたすら自分に「ご褒美」を上げ続けて下さい。
「仕事(責務)」だと思って、それをしてください。
とにかく、エネルギーが「回復」すれば、今と「別の見方」ができるはずです。
それを信じて「休息」に励んでください。
その上で、エネルギーが6割か7割ぐらい回復したら、
1割か2割の最低限ことをしてくのです。
(先回も書いたように、ここから先は、おいしいお菓子でも食べながら、「今後こんな風にしていったら良いんだ」という気楽な気持ちで読んで欲しいのです。)
お菓子は準備できましたか?(無くても良いですけど・・・)
それでは進めていきます・・・。
蒔いた種の「刈り取りの法則」というものがあります。
良い種を蒔けば、良い実を刈り取る、というものです。
ですから、「良い結果」を求めるなら、どこかで「種まき」をしなければなりません。
しかし「エネルギー」が無い時には、
この「種まき」もしんどいのです。
もし。質問者さんが一人暮らしならば、
現実生活をし続けるためには、光熱費を支払わなければなりません。
自動引き落としなら引き落とされますが、振り込みならコンビニか銀行に行ってお金を支払わなければなりません。
それをしなければ、督促状が来ます。それを無視すれば止められてしまいます。
(ですから、何もやらない訳にはいきません)
そのための、方法があります
しんどい時は、最低限のやらないといけないことを「リストアップ」するのです。
そして「締め切り」を決めます。(無理がない決め方で考えます。)
〇月〇日は、振り込みを二つする。
△日は、銀行(役所)にいって、◇◇をする。
決めたら、何も考えずに「機械的に進めていく」のです。
(「機械的」という感覚が重要です。)
できたら「〇をつける」なりして「達成感」を味わいます。
(もしできなかったら、次のプランを立て直します。感情を交えず「機械的」に行います。)
とにかく「最低ライン」のやることを決めるのです。
そして、ただただ「機械的」にこなしていくのです。
とにかく、今の時期を生き残るのです。
目標の1割でも2割でも良いですから、「蒔くべき種」を蒔き続けるのです。
止まってはいけません。一歩でもいいですから「前に進む」のです。
(エネルギーが満ちた時に、実行するようにして下さい。無理は禁物です・・・)
そして「信じる」のです。
これを一つ一つこなしていけば、「ゴールに少しづつ」近づいていく、と。
「一歩一歩」進めば、確実に「良い方向」に向かっていく、と。
「うつ状態」の時には、エネルギーが枯渇して、「感情」は動かなくなっていることが多いです。
もしかすると、質問者さんは、ロボットのように、
「心を殺して」、学校や職場では、(一見平気なように)仕事をこなしているかもしれません。
そのため「質問者さんの苦しみ」を「誰も気がつかない」かもしれないのです。
表面上では一生懸命「振舞っている」けれど、心の中では「泣いている」かもしれないのです。
うつ状態の時には、人の心は「そんな風」になってしまいます。
身体と心がバラバラになってしまうのです。
質問者さんの「孤独」を、誰も理解してくれない、という気分になってしまいます。
しかし、「やまない雨」が無いように、「苦しみ」にも終わりの時がきます。
(必ず来ます)
聖書の中で、ソロモンが書いた「伝道者の書」があります。3章1〜11節
天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。
生まれるのに時があり、死ぬのに時がある。植えるのに時があり、植えた物を引き抜くのに時がある。
殺すのに時があり、いやすのに時がある。くずすのに時があり、建てるのに時がある。
泣くのに時があり、ほほえむのに時がある。嘆くのに時があり、踊るのに時がある。
石を投げ捨てるのに時があり、石を集めるのに時がある。抱擁するのに時があり、抱擁をやめるのに時がある。
捜すのに時があり、失うのに時がある。保つのに時があり、投げ捨てるのに時がある。
引き裂くのに時があり、縫い合わせるのに時がある。黙っているのに時があり、話をするのに時がある。
愛するのに時があり、憎むのに時がある。戦うのに時があり、和睦するのに時がある。
働く者は労苦して何の益を得よう。
私は神が人の子らに与えて労苦させる仕事を見た。
神のなさることは、すべて時にかなって美しい。
........苦しみには、「終わりの時」が来ます。(必ずです。)
今は「そんな風に思えない」と思っても、その時が来たら、
「あんなところも通過したんだ」と懐かしく思える時が来る、と受け止めて欲しいのです。(今は信じて下さい。)
今回、質問者さんに3つのことを提案させて頂きました。
Aうつのメカニズムを理解する。
B立てる目標の高さを下げる。
Cやるべきことの一割でも二割でもやってみる。(感情ではなく機械的に)
質問者さんの心が守られ、支えられますように。
とにかく、しっかりと休息して下さい。
そしてエネルギーを蓄えて下さい。
6割7割元気になったら、今回取り上げた「C」を実行してみてください。
祝福をお祈りしています。
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