今回は、「思考の中のもの」は、実行し続けて初めて「目に見える形」として現れる、
というテーマを考えたいと思います。
イタリアの有名なミケランジェロの言葉に、
作品を作ることは「大理石の中から天使を解放するようなもの」という言葉があります。
「全て大理石の塊の中には予め像が内包されているのだ。彫刻家の仕事はそれを発見する事」
「大理石の中には天使が見える、そして彼を自由にさせてあげるまで彫るのだ」。
芸術家は、大理石の中にすでに「天使を見ている」のです。
いわゆる「思考は現実化する」と言うものです。
ミケランジェロのような天才ではなくても、
一般に、頭の中に「はっきりと浮かび上がる、アイデア」は、「現実化しやすい」のです。
なぜなら「いつもその絵を見ている」から、
いつも「そのアイデア」を考え、思い巡らしているので、
硬い大理石を、のみで、ひと押しひと押し、削るように、
段々と「完成形」に近づいていくのです。
営業部のAさんは、職場で1つのアイデアを出しました。
最初は反対がありましたが、実際やってみると役に立つので、皆は自然に自主的にその方法を使うようになりました。
人は意外と「保守的」です。
今まで「自分がやってきた通りのことを続けよう」とします。
そして「新しいアイデア」に、反発するのです。
それがどれだけ素晴らしくても、納得できるまでは、心理的に抵抗するのです。(無意識にです。)
そこで、先頭を歩く人には、「やり続ける」という精神力(根性)が要求されます。
そのためには、どこを切っても金太郎アメのような、「はっきりとした絵(アイデア、ビジョン)」が必要です。
昔、読んだ本の中に、アメリカのコーラ会社の社長さんが、「私の血はコーラでできている」と言った逸話がありました。(それほどまで、コーラのことを考えて生活している、という意味でしょう。)
ですから「やり続ける」には、目に見えるような「ゴール」があると継続しやすいのです。
(そして、そのゴールをいつも考えて生活するのです。)
特に大きな仕事を成し遂げた人は、自分の「ビジョン」を、「天からの使命」として受け止めている人が多くいます。
聖書の一節です。
ピリピ人への手紙(新約聖書) 2章13~14節
「神は、みこころのままに、
あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、
事を行わせてくださるのです。
すべてのことを、つぶやかず、
疑わずに行いなさい。」
「神様」から与えられた「ビジョン」ならば、実現するのですが、
やはり、それを受け止めた「人間」が「つぶやかず、疑わず」
コツコツと「実行すること」が、「不可欠」なのです。
自分の我を通す、思い込みの暴走はいけません。
しかしバランスを見つつ、「これは絶対にしなければならない」、というアイデアは
「コツコツ」と進めていくのです。
時には、こんな聖句も指針になります。
箴言(旧約聖書)3:5
「心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。
あなたの行く所どこにおいても,主を認めよ。
そうすれば主はあなたの道をまっすぐにされる。」
時には、自分のしていることをすべて「一旦棚上げ」にして、
「本当に必要かどうか」の確認を、(祈りのできる人は、神様に祈りながら)
冷静に客観的にしてみることも、益となります。
(執着心からの「歪んだビジョン」を目指しても、間違っていれば、道を進んだ分、修正に手間取りますので、、、)
「良いアイデア」と「やり続ける力」が、
ここまで読んで下さった、すべての皆さんの上にありますように、
祝福をお祈りしています。
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