私の職場に、「明らかな証拠」が上がっても、「逃げ続けよう」とする人がいます。以前は、役職がなかったため、そんなに影響がなかったのですが、現在は、責任を持つ立場で「逃げ続けよう」とするので、カバーしきれなくなってきています。何回か話をしようとしたのですが、すでに意固地となっており、正論が伝わらない状況です。どう対応したら良いでしょうか?
ご質問をありがとうございました。
「種蒔きと刈り取りの法則」があります。
人は、蒔いた種の「刈り取り」をするという、現実的な法則です。
その方はすでに「意固地」になっているということですから、行くところまで行かないと、分からない(行動を変えられない)のかもしれません。
その段階では、かなり「悲惨な結果」になる可能性があります。
しかし「現段階」で対処できるポイントをいくつか書いてみたいと思います。
「逃げる」ということは、習慣性を持っています。
「逃げるは恥だが役に立つ」これは元々はハンガリーのことわざで「恥ずかしい逃げ方だったとしても、生き抜くことの方が大切」という意味です。
しかし、しかし「事実に目をつぶって」逃げ続けて良いと言うことではありません。
今回書きたいことは、
①事実を受け入れる「誠実さ」を持つこと。
②先を読む大切さ(危機管理)
についてです。
しばらくお付き合い下さい。
①事実を受け入れる「誠実さ」を持つこと。
人は「見たいものだけを見ようとする」傾向があります。
自己防衛の観点から見ても、自然なことではあります。
しかし、「限度」があります。
「細かいこと」は無視することはできるでしょうが、
「大事なポイント」は、見たくなくても無視してはいけません。
感情的に受け入れられなくても、「事実として認識」はしなければ、対処できないのです。
手元に、受け入れられない情報も、「判断材料」としてストックしておくことは、大切です。
その上で「受け入れる」かどうかを判断すべきです。
職場の同僚の方(A さん)は、逃げることが癖になっているならば、そう至ったAさんなりの経緯はあるでしょう。
しかし、それが「事実を受け入れなくても良い」理由にはなりません。
数字、顧客からのクレーム、改善案、、、
見なければならないポイントを、Aさんは無視しているのでしょうか。
質問者さんは、それらを「見ておられる」と思います。
結論的に言えば、
質問者さんが、「見ている事実」を、
淡々と伝えることしかできないと思います。
それを受け入れるかどうかは、Aさんの判断です。
ですから、ここで「大事なこと」は、質問者さんご自身の「精神状態です。
Aさんに「ネガティブな気持ち」で対応をしないようにしましょう。
事実を淡々と伝える、できれば善意で伝える、、、
そうすれば、質問者さんは「良い種を蒔くこと」になります。
「良い動機で、言動」すれば、仮にAさんが崩れていっても、質問者さんは冷静に対応できます。(崩れません。)
苦い気持ちで悪い種蒔きで言動するならば、
Aさんが崩れると、「それ見たことか!」と一緒にネガティブな反応をしてしまい、
質問者さんも、「微妙に崩れていく」のです。
ガラテヤ(新約聖書)6:7-9
「思い違いをしてはいけません。
神は.人から侮られることはありません。
人は,自分の蒔いたものを,また刈り取ることになるのです。
自分の肉に蒔く者は,肉から滅びを刈り取り,
霊に蒔く者は,霊から永遠の命を刈り取ります。
たゆまず善を行いましょう。
飽きずに励んでいれば,時が来て,実を刈り取ることになります。」
「心の動機」には、敏感になりましょう。
質問者さんは、「良い種蒔き」を意識するのです。(悪い種蒔きをしてはいけません。)
②先を読む大切さ(危機管理)
質問者さんの文章を読ませて頂くと、Aさんは「危機管理」ができていないようです。
「危機管理」とは、問題が起きることを予想して、事前に対処することです。
Aさんが、気がつかない(もしかすると、分かろうとしない)ならば、
誰かが伝えなければならないです。
(個人的なことなら伝える必要はないでしょうが、チームの場合は、触れなければ、全体が迷惑します。)
この場合も、質問者さんの言葉に、Aさんが「どんな対応」をするかは、一旦横に置いておいて、
質問者さんが、「どういう動機」で対応するかに注目すべきです。
心は「見えない」ですが、ある動機で行動していけば、どこかで「目に見える形」で、表面化するのです。
これは例外はありません。Aさんも質問者さんも、同じです。
(だから、「自分の心」に注意しなければならないのです。)
箴言(旧約聖書)4:23
「力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。」
人生は、「修行のようなもの」です。
特に、ややこしい問題に接した時に、良い決断をするならば、飛躍的に成長できるのです。
その時に、あなたが「大人心」で「問題を受け止め、対処できる」かどうかが、問われます。
単に批判をするだけは、実は簡単です。(問題点を指摘するだけで、良いのですから)
しかし、問題をきっかけに成長をしていけるならば、素晴らしいことです。
(それが、仮にAさんが自滅する結果になったとしても、それはAさんの責任です。当然、質問者さんは煽る発言ではなく、愛と慎みでの対応は必須です。)
質問者さんが、気がついている情報、危機管理を「愛と慎みの動機」で、分かち合いましょう。
(教え込むと言う視点よりも、分かち合うと言う視点の方が、伝わり易いですから)
そして、事前に上司や然るべき人と、相談や情報共有をして、事に当たりましょう。
(単独での行動は避けた方が良いでしょう。)
最後になりますが、
真理に対する「誠実さ」は、特に重要です。
間違っていたことに気がついたならば、「瞬時」に「潔く」自分を変える決断が重要なのです。
今回のことを通じて、質問者さんもAさんも成長していけることを願っています。
祝福をお祈りしています。
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