自分を変えたいのですが、同じところをグルグル回っていて、ほとんど変わりません。どうしたら自分を変えることができるでしょうか。
ご質問をありがとうございました。
人が変わるにはいくつかのプロセスが必要です。今回はその点に触れたいと思います。
多くの場合、苦しみが用いられます。
なぜなら、苦しみという「外的要因」によって、「変わらなければ、乗り越えられない」という環境に追い込まれなければ、人は「自分を変えようとしない」からです。
(人間は、相当に頑固です。)
詩編(旧約聖書) 119:71
「苦しみにあったことは私にとって幸せでした。それにより私はあなたのおきてを学びました。」
今回、①基準と目標、②精神的支え、③腹を決めること、の3点に絞って考えていきます。
しばらくお付き合い下さい。
①基準と目標
変わるためには、「第三者の視点」が必要です。「基準となる視点」です。
砂漠で遭難するのは、自分が「どこにいるのか」が分からず、「どこに向かうか」が分からないからです。
こちらが正しいだろうと、直感で「真っ直ぐ進んでいるつもり」でいても、
(人は右足の一歩と左足の一歩は、微妙に違いますから)
大きな円を描いて、元に戻ってしまうのです。(遭難です。)
GPSか地図で「今どこにいるのか」が分かり、北極星のような「変わらない目標」があり、脱出する「気力と体力」があれば、なんとか困難を乗り越えることができます。
道に迷った時の一番の解決は、「土地の人に聞くこと」です。
「土地の人」に行き先を聞けば、はっきりとした「答え」を教えてもらえます。
(確認ですが、行くのは本人です。)
では、「人生や考え方」で迷った場合、どうしたら良いのでしょうか。
まず一番大事なことは、自分が「何に迷っているのか」に気がつくことです。
「どこからはぐれてしまった」のかを、はっきりと自覚することが大切です。
迷っていること、悩んでいることを、じっくり考えましょう。
インスタントに答えは見つかりません。
「基準となる考え方」を模索するのです。
読書は役に立ちます。専門的な知識を持つ人の本を読むことは「基準となる考え方」を見つけるのに有益です。
ユーチューブからも専門家の意見や考えを学ぶことができます。
「この人の考えは面白い」と感じたら、徹底的に「深堀り」をしてみましょう。
とにかく「掘って、掘って、掘り続ける」のです。
そのうちに「かすかに基準が見えてくる」ものです。
「直感」を大切にしていきましょう。
しかし自分の直感を疑う、「客観的な視点」も忘れてはいけません。
クリスチャン向けに書きますが、
聖書を通じて「神様とイエス様のご性質」を知ることは、基準を知る上でとても役に立ちます。
知性だけでなく、その知識を実行していく中で、感情にぶつかる瞬間がやってきます。
その感情を味わうのです。
基準点からズレている、「肉の性質(頑固な感情)」を、そのまま受け止め、
祈るのです。
聖霊(神様の霊)に触れてもらわなければ、「肉の思い」は変えられません。
私たちができることは、ズレている点を素直に認め、「神様に差し出す」ことです。
②精神的な支え
目標に向かう時、精神的な支えが必要です。
「基準点」が分かり、「自分が進むべき方向」が見えたならば、そこに向かわなければなりません。
しかし「言うは易く、行うは難し」です。
「知性」で、素晴らしいと言っている間は、まだまだ序の口です。
続けていく内に、必ず感情にぶつかるタイミングがやってきます。
そこは「荒野に道を砂漠に川を作る」ような作業になります。
当然苦しい作業です。
「知性で正しい道だ」と分かっていても、「もうダメだ不可能だ」と思う瞬間が何度もやってくるのです。
その時に、「あなたのことを知り、応援してくれる人」が非常に役立つのです。
(苦しみを乗り越えた人であるならば、望ましいです。)
ですから、ぜひ質問者さんのことを考えてくれる友人や先輩を見つけて下さい。
そして相談してください。
あなたの本音を語ることは大切なことです。
クリスチャンであるならば、神様に、イエス様に、聖霊に、
本音で祈ってみましょう。すべてを受け止めて下さるお方に、心を注いで祈りましょう。(受け止められた、と思うところまで祈りこむことが肝要です。)
クリスチャンであっても、クリスチャンでなくても、
本音を出すことができると、「自分を客観視」できます。
「良い悪い」を越えて、「自分の感情」を受け止めることは大切です。
「知性」の奥にある「否定的な感情」(原点からズレている負の感情)を認める作業は、非常に大切です。
(苦しい作業ですが、これが無くては「自分が変わること」は無いのです。)
その感情を出した上で「大丈夫、必ず成し遂げられる」と言ってくれる存在がいるならば、非常に助けになるのです。
そんな友人や先輩を見つけて下さい。きっと助けられるはずです。
神様のことを少し書きますが、
実は神様は、「あなたの応援団」なのです。
あなたを見てあなたを助けて下さる存在です。
あなたのたましいが回復し、幸せを受け止めることを願っておられます。
そんな「神様の助け」を受け取ることができたならば、素晴らしいとは思います。
イザヤ(旧約聖書)55:11‐12
「そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、わたしのところに、空しく帰って来ることはない。それは、わたしが望むことを成し遂げ、わたしが言い送ったことを成功させる。まことに、あなたがたは喜びをもって出て行き、平安のうちに導かれて行く。」
③腹を決めること。
最後に「覚悟」について、短くまとめたいと思います。
「変わりたい」と言っていても「ここまでは変わりたいが、これ以上は変わりたくない」と自分で制限を作る人がいます。
これは「失敗するパターン」です。
制限をつけているということは、自分が主人です。
頑固な自分が主人ならば、当然「自分の枠の中に居座ろう」とします。
そうすれば、枠の外に出ることはできないのです。
原点を見つけ、進む方向が見えたならば、
「自分が変わることへの恐れ」は捨てましょう。
「別人になっても良い」というぐらいの「覚悟」を持ちましょう。
あなたが進む方向は、素晴らしい方向です。(絶えず進む方向を確認することは大切です。)
一旦、方向が決まったならば、まっすぐにコツコツと進みましょう。
腹を決めるのです。
今回、「自分を変えるために」
①基準と目標、②精神的支え、③腹を決めること、の3点を考えてみました。
参考にして頂ければ、幸いです。
祝福をお祈りしています。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
もし気に入って頂けたら、たくさんの方に読んで頂くために、クリックの御協力をして頂けると幸いです。(一日一回カウントされます)
読者登録をして下されば、新しい記事を自動的に知らせてもらえます。(無料ですが、はてなブログの登録が必要です。)
もう一つ別のブログランキングです。(こちらもクリックして頂くと助かります。一日一回カウントされます)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
↑↑↑↑↑↑
こちらをクリックすると記事一覧を見られます。