「勝てば官軍」という言葉があります。
勝ってしまえば、思い通りにすべてを支配出来るという意味です。
「勝ち馬に乗る」という言葉もあります。
(人は自分の身が可愛いので)、勝った側について、優位に立とうという心理を表す諺です。
今回は、「正しいところにいつも立とうとする心理」を考えていきます。
人間はとても弱いです。
ある状況では、自分の身を守るために「何でもする」という弱さがあります。
自分の言動を、後から悔いることが無いために、
いくつかのポイントを考えていきます。
事前にシュミレーションをすると、失敗が少なくなると信じています。
①正しいことだけを言う心理
②正しいところにいつも立とうとする人の心理。自分の弱さを認められない。
③違いを、相手の間違いだと決めつける心理。
神様を信じるということは、自分を越えた存在を「受け入れる」ということです。
それは、自分が「間違えることがある」と「受け入れる」ことでもあります。
しかし、「自分を神様」のように考える人たちもいるのです。
そう言う人は、「自分が正しくあろう」とします。
(その志は、立派ではあります。)
しかし残念ながら、人間は完璧ではありません。
自分を神様のように考えると、ズレが起こります。(無理が起きるのです)
行動が一見正しくても、考えていることが邪(よこしま)ならば、
演技をしなければなりません。
①正しいことだけを言う心理
「自分が正しくあろう」と考える人は、無意識のうちに言葉を選んでいます。
自分の「都合の良い」ことだけを、「言葉にする」のです。
それは、
自分が「批判をされない」ためであり、自分が相手よりも「優位に立つ」ためです。
②正しいところにいつも立とうとする人の心理。
そして、いつも自分は正しいところに立とう、とします。
自分を「安全な場所」に置くのです。
(処世術としては必要な場合もあるでしょう。)
しかしタイミングを間違えると、信用を無くします。
「自分をいつも正しいところに置こう」とする人が失敗するのは、
イソップ寓話の、コウモリのようになる時です。
あなたに考え方の芯があって、行動しているならばまだ理解されますが、
その都度コロコロと、「自分を守るために意見を変える」ならば、
人は、その人を信用しません。
時には損をしても、自分が正しいと思うことを主張する人を、人は信用します。
状況ではなく、理念で動く人を信用するのです。
別な言い方をすれば、
敵がいても、あなたの味方になってくれる人を、人は信用するのです。
そのためには、理念が必要です。
状況でコロコロと変わらない、「芯」が必要なのです。
③違いを、相手の間違いだと決めつける心理。
人にはそれぞれやり方があります。
同じ仕事をするにも、多少の違いがあることは当然です。
しかし「いつも自分を正しいと思いたい人」は、その違いが認められません。
少しの違いを、個性ではなく、間違いだと決めつけるのです。
ではどうしたら良いのでしょうか。
「自分はいつも正しい、正しくなければいけない」という偶像(神話)を一旦捨て去るのです。
現実を直視するのです。
そうすれば、自分は正しい時もあれば、間違っている時もあると言う「当たり前の事実」にたどり着きます。
つまり、
自分の弱さを認め、受け入れる必要があります。
そして、
自分の弱さを認めた人が、人の弱さをも認められるようになるのです。
(相手の個性の幅を「受け入れる」ことができるようになるのです。)
「自分がルール」では、それは不可能です。
「自分を越えたルール」があり、
自分はできる時もできない時もあるのだ、と謙虚に認めることから始まるのです。
(それは、相手もできる時もあれば、できない時もあると「受け入れる」ことにつながります。)
イエス様を信じ、見えない創造主を信じる、と言うことは、
「自分を越えたルール」があることを受け入れることです。
そして、イエス様を信じると、
「私を造られた創造主は、私を愛しておられ、私の失敗を助けてくださる」、
そのことを体験できるのです。
創造主を知り、体験すると、
本当の自分を知ることができる(受け入れることができる)ようになります。
(そして、人も受け入れることができるようになります。)
それは、とても楽な生き方です。
「自分が正しく、神のようになれなければいけない」という考え(偶像)は、疲れます。
早く捨て去った方が良いのです。
自分の身を守るために(自己保身で)、間違った判断をしないために、
①自分が「いつも正しい」と思わない。
②自分を「いつも安全な場所」に置こうとしない。
③人の個性を「間違い」だと決めつけない。
そのためは、「自分の正しさ」を一旦捨て、
自分を越えた正しさ(創造主)を受け入れることが最善です。
(バランスが取れるようになります)
祝福をお祈りしています。
伝道者の書7章16節
「あなたは正しすぎてはならない。知恵がありすぎてはならない。なぜあなたは自分を滅ぼそうとするのか。」
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